JICA海外協力隊の世界日記

セネガル便り

【JOCVセネガル45周年企画】~帰国してから思うこと、日本からみたセネガル~

セネガルで理学療法士隊員として活動しておりました福永遼平です。

私は1年間の派遣期間を通じて、「帰国してから思うこと、日本からみたセネガル」というテーマでお伝えさせていただきます。

私は配属先の同僚や直属の上司、大家さんや近所の人間関係、JICAの関係者の方々を含め、ボランティアの立場でありながら本当にたくさんの人に助けていただき、1年の活動を終えることができました。

現在は帰国して4ヶ月になりますが、私が帰国してから思ったこと、感じたことは、

「セネガルという国、そしてセネガルの人々が大好きになる1年を過ごさせていただいた」ということです。

本当に人に恵まれ、出会いに恵まれての1年でした。

そんなセネガルという国で、私はスペシャルオリンピックスセネガルという知的障害の子供たちを対象とした組織に配属されました。セネガルではリハビリのシステムが普及しておらず、ほとんどの子は通院して満足な治療を受けることができません。しかし、リハビリが必要となる患者さんや子供たちはたくさんいます。私の所属組織は理学療法士が在籍していなかったため、オフィスにある地下室にリハビリの必要な子供を呼び、リハビリを提供することから始めました。また私の組織は1年にいくつもの地方に出張し、子供の定期診察や薬の無料配布を毎年行っていました。そのため私もその出張に同行し、地方に住む子供や痛みのある人にマッサージを行いました。首都から12時間以上バスに乗り、国境近くの村に泊まり込みで行うような同僚たちとの活動は大変なこともありましたが、とても素敵な活動に参加することができたと思っています。

医療の視点で捉えると、質の担保や医療技術、保険の整備などを含めてセネガルに住むすべての人に適切な医療が届けられる日は、まだもう少し先になるのかもしれません。

そういった点では、改めて自分が生まれた日本の良さや素晴らしさを実感することもありますが、セネガルも同じくらい素敵な国です。

セネガルという国の更なる発展と、同じ協力隊の方々が引き続き健康に活動されることを願っております。

セネガルについてもっと知りたいこともありましたが、セネガルの人々から学んだこと、協力隊を通して経験できたことに感謝をして、

またいつかセネガルを訪れる日が来ますように‼

以上、「私が帰国してから思うこと、日本から見たセネガル」でした‼

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