JICA海外協力隊の世界日記

ソロモン便り

新しい環境から広がる学びと発見

イザベル州ブアラは、ここ最近とても早いスピードで発展しています。

その象徴のひとつが、新しく建設中のマーケット(市場)です。

ここの地域の人たちは自給自足の生活をしている方が多く、今のマーケットでは野菜がたくさん並ぶことはあまりありません。

そのため、立派な新しいマーケットに野菜がずらりと並ぶ姿は、今のところなかなか想像しにくいです。

それでも、「これからこの場所がどんなふうに活用されていくのだろう」と、地域のみんなが楽しみにしています。

そんなブアラには、今3人のJICA海外協力隊員が活動しています。

外国人がほとんどいない町なので、私たち3人はいつも町の人たちの注目の的です。

ただ、外国のことについて詳しい人は少なく、「日本人」と言っても、日本がどこにあるのか、どんな国なのかまではほとんど知られていません。

私はイザベル州の教育をもっとよくしていきたいという思いのもと、イザベル州教育局で活動しています。

先日、子どもたちがもっと本に触れられるようにと、教育局の図書室に新しい本棚を設置しました。

さらに、読書をしやすいように子ども用の机と椅子も設置しました。

まだまだ整備の途中ですが、子どもたちにとって新しい学びの場になればうれしいです。

(この図書室を通して子どもたちが少しずつ視野を広げていけるようにと、身近にいる外国人である私たちの故郷を紹介するポスターの掲示)

この取り組みを通して、子どもたちが「本を読むこと」や「異文化にふれること」の楽しさを知り、理解を深めていってくれることを願っています。

イザベル州教育局 教育行政・学校運営 村上怜香(熊本県出身)

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