JICA海外協力隊の世界日記

ソロモン便り

災害対策の必需品「バナナボート」と「ドローン」

皆さん、こんにちは。

ソロモンの首都ホニアラにある国家災害管理局で活動中の中田といいます。

ソロモン諸島は大小900以上の島々からなる島嶼国で、熱帯地域に位置しています。

11月から4月にかけてサイクロン(熱帯低気圧)の通り道になるため、毎年のように家屋や農作物に深刻な被害を受けます。

被災した島々への救援物資の搬送手段は、こちらの人々が「バナナボート」と呼ぶ船外機付きの小さなボートです。

砂浜には大きな船は着けないので、この「バナナボート」でそれぞれの被災地に食料品などを届けます。

(写真:サイクロンによる洪水被害)

また「ブッシュ」とよばれる内陸部のジャングルに暮らす人もいます。

携帯電話などは繋がらないので、もし災害が起こっても正確な被害の様子はなかなか分かりません。

そこで国家災害管理局は、被災者に必要な救援情報を得るために現地に調査チームを派遣して被害状況を調査します。

その時に活躍するのが「ドローン」です。

到着に時間がかかったり、人の入れないような危険な場所でも「ドローン」で撮影することで、より正確で詳しい情報が得られます。

写真の彼女は国家災害管理局の新しいスタッフで、今回調査チームの「ドローン」操作訓練に参加しました。

日頃はパソコン中心のデスクワークが本業の彼女ですが、何とかドローンの操作を習得したそうです。

調査チームの「ドローン」操作要員が増えることはいいことなんですが、実のところ私は、できれば彼女が活躍するような災害が起こらないことを願っています(笑)。

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