JICA海外協力隊の世界日記

ソロモン便り

学校とソロモンピキ二二

こんにちは。

ソロモン諸島に2023年2月に小学校教員として派遣されました。

2年の任期も残り3か月で終えようとしています。

そこで、今回は私の配属先である小学校とピキ二二(ピジン語で子ども)について紹介します!

首都ホニアラから30分ほどバスで行ったところにある全校児童150名ほどの小さな小学校です。

学校の裏はすぐに海、放課後は木の実を割って食べ、みんなで海にダイブ!そんなソロモンらしい環境です。

私が学校に来て、初めに驚いたのがすべてを「シェア」する文化。

1人1つ文房具を持っていることは少ないため授業中は、文房具が飛び交っています…。

もちろん食べ物もなんでもシェア。

「それ、ちょーだい!」と言ってあげないという子どもたちは見たことがありません。

そのぐらいシェアすることに抵抗はないのです。

みんな「誰かが困っていたら必ず助ける」そんな優しい人たちです。

また、ソロモンには“義務教育”がないため、同じ学年でも年齢がバラバラであることが多いです。

学校に行くためには授業料を払わなくてはなりません。

そのため兄弟が多い場合は、授業料を貯めてから学校に通わせるので年齢差が出てきてしまいます。

ですが、その普段から異学年交流があることが、子どもたちが分け隔てなく人に接することができる理由のひとつかもしれません。

そして、雨の日になると子どもたちはほとんど来ません。

雨が降ると道が悪くバスなどの公共交通機関が限られるため、来ることができないのです。

日本のように毎日学校に通うこと・教育を受けられることが当たり前ではない と改めて感じています。

学校の時間割です。8:00~13:30で終了です。

給食がない代わりに10:30~11:00の休み時間に、保護者の方がポップコーンやソーセージなどを作って売りに来てくれます。

私の学校では、ココナッツミルクで煮たバナナが大人気です!

勉強もスポーツもどんなことも全力で楽しめるソロモンピキ二二です。

そんな子どもたちから毎日絶大なパワーをもらっています。

活動は終わろうとしていますが、残りの期間も全力で子どもと向き合い、現地の教員と協力して「みんなが楽しいと思える学校づくり」に励みます。

ソロモンに来た時は、ぜひ子どもたちとたくさん触れ合ってみてください~。

必ず元気をもらえます!

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