JICA海外協力隊の世界日記

ソロモン便り

【日本とソロモンの交流授業】みんなちがってみんないい、私たちはともだち

みなさん、モニモニ〜!

(ソロモンの現地語であるピジン語で「おはよう」という意味です)

ソロモンの首都、ホニアラ市にある小学校で活動中の吉田采海と申します。

今回は私の活動先である小学校と日本の奈良県の小学校とで、オンライン交流会を行ったので、紹介させていただきます!

第一回目は、協力隊の私からソロモンの生活や協力隊活動についての紹介

第二回目に、ソロモンの学校と日本の学校をオンラインで繋ぎ、生徒同士の交流会

と、二回に分けて実施させていただいたので、それぞれ紹介していきたいと思います!

★第一回目★

奈良県公立小学校4年生(約130名)に、JICA海外協力隊の活動について、ソロモンの生活・文化などについてお話させていただきました。

私が話している間もたくさんメモをとってくれていて、うれしい、、!

最後の質問タイムでは、

「ケーキもココナッツでできているの?」と、かわいい質問をもらいました♪

ソロモン諸島では毎日のようにココナッツを使った料理が食べられていることを知って、ケーキもココナッツでできているのかな?

と感じたのかと思います♪

残念ながら、ケーキの材料は日本とほぼ同じでココナッツは使われていないのですが、、笑

子どもならではの疑問や発想って、本当に新鮮だなと感じます。

他にもたくさん質問をもらい、ソロモンに興味をもってくれてとてもうれしかったです!次回の子どもたち同士の交流が楽しみです♪

(写真①)奈良県公立小学校4年生との交流授業の様子

★第二回目★

私の活動先である、ホニアラ市立セント・ジョン小学校の5年生(約40名)と奈良県公立小学校4年生(約130名)とで、オンライン交流会を行いました。

当日は、生徒同士が自国の文化紹介をするという大きなテーマをもって実施しました。

何か本番のために練習や準備をするといった経験が少ないソロモンの子どもたち。

「今度、日本の4年生にソロモンの文化を紹介するよ!」と伝えると、

「紹介したい!」と言って、たくさんの子どもたちが手を挙げてくれました。

放課後に英語で話す練習をしたり、披露する手遊びを何度も練習したり、交流会を楽しみにしている様子が伝わってきました!

交流会当日は、

① 言語紹介

② 文化紹介

③ 質問タイム

④ 歌紹介

と、ソロモンも日本も子どもたちが中心となって、自国の魅力や特徴を伝えることができました!

子どもたちの頑張りが、本当に素晴らしかったです!

(写真②)ソロモンの子どもたちが、文化紹介をしている様子



日本の子どもたちは、歌紹介で手話を交えて「パプリカ」を披露してくれました。

なんと、その様子を見たソロモンの女の子たちが自然と手話を真似し始めました♪

他にも、コマを実際に回して紹介してくれた時には、みんな釘付けになって「おー!!!」とびっくりしていました(笑)

ソロモンの子どもたちが自然と「文化のちがい」を楽しんでいる様子が見られ、とてもうれしかったです。

最後は、日本とソロモンのみんなで「ABCソング」を歌い、今日覚えた日本語のあいさつ「ありがとう」とピジン語のあいさつ「センキュートゥーマス」を言って、おわかれしました。

(写真③)日本とソロモンの文化交流会の様子

世界には様々な言語や文化があること、様々な人がいること

みんなそれぞれでいい、ちがいっておもしろい

また、たくさんのちがいの中にも共通点がある。

きっと子どもたちは、今日の経験を通して感じたと思います。

国や言語、文化がちがっても、仲良くなれること、友だちになれること

そんなことを少しでも、子どもたちが感じてくれたらうれしいです。

ソロモン諸島 小学校教育

吉田 采海

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