JICA海外協力隊の世界日記

ソロモン便り

ソロモンの日常風景・ストリートフードとやさしさと誕生日ケーキ

ソロモンのストリートフードの一つはフィッシュアンドチップスです。

ソロモン諸島は昔、イギリスの植民地であったため、イギリスを代表する料理であるフィッシュアンドチップスが、ソロモン諸島でも食べられています。

ソロモン諸島のフィッシュアンドチップスは、イギリスのとは少し違い、チップスはじゃがいもではなく、さつまいもかキャッサバが使われていることが多いです。

魚はカツオやキハダマグロが使われていることが多いですが、地方に行くとタイなど他の魚が使われていることもあります。

フィッシュアンドチップスは販売者それぞれの作り方があるので、お気に入りのお店を探すのも楽しみのひとつです。

ソロモンには目上の人を敬う文化があり、また、を辛抱強く「待てる」人が多いです。

誰かと話をするときは、経緯を一から十まで、全て話します。

私は、相手の言いたいことが分かっている時、特に話している相手が自分の両親だと、「分かった、分かった」と話を途中で遮ってしまうことが多いですが、ソロモン人は相手の話を最後まで聞いている姿を目にします。

確かに、ソロモンは時間に厳格な国ではなく、反面、日本は時短が好まれる国なので、全ての状況において可能なわけではないですが、そんな時、たとえ両親であっても、相手の話を最後までしっかりと聞くように気をつけなければ、と自分の態度を改めさせられます。

ソロモンのスーパーマーケットの「バルクショップ」では、毎日カラフルなケーキが売られています。

これらのケーキは、バタークリームが塗られたバターケーキです。

ケーキはショーケースに入れられていますが、ショーケースの中は冷蔵ではなく常温、また、スーパーの店内も冷房が効いていません。

ですが、常温で一日中置かれているにもかかわらず、夜に食べてもおいしいままなのです。


こちらの写真は、知り合いの誕生日ケーキです。

当日その場でお願いしても、メッセージを書いてくれます。

みなさん、気が付きましたか?

ケーキの名前は一回修正して、そのまま上から書いています。なんともソロモンらしいなぁと思いました。

みんなで分けて食べるときに、主役よりも私に切り分けられたケーキのほうが大きく、ソロモン人の優しさを感じました。

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