JICA海外協力隊の世界日記

スリランカ便り

【SPOGIMI2025】Vol.1 "ゴミ拾い"が世界をつなぐ!?~スリランカで巻き起こる"SPOGOMI"旋風~

SPOGOMI開催までの経緯

こんにちは。
JICA海外協力隊としてスリランカのキャンディ市で活動しているTaroです。
今回は、活動の一環として私達、環境教育隊員が取り組んでいる“ゴミ拾いを楽しくする”挑戦をご紹介します。

皆さん、突然ですが、「SPOGOMI」って聞いたことがありますか?
2つの言葉が隠れています。何か連想できそうですよね。

実はこれ、ゴミ拾いを“スポーツ”に変えちゃう、ちょっと変わった新競技。
SPO」はスポーツ、「GOMI」はごみ――つまり「スポーツごみ拾い」なんです!
なんと今では世界中で大会が開かれていて、スリランカもその仲間入りを果たしました。

その大会とは、SPOGOMI WORLD CUP 2025
今年、オーストラリア・スペイン・ベトナム・ブラジル等、各大陸、世界各国(34か国)が参加しています。

写真②.jpg

この記事では、スリランカが本大会への参加に至った経緯を少し綴ります。

事の始まりは、去年の11月。
配属されて1か月、学校の休みや選挙の影響で、活動ができない焦りと無力感。 そんなある日、ネットで偶然見つけたのが「SPOGOMI WORLD CUP」でした。 「これだ!」と直感。
すぐさま日本のSPOGOMI本部にスリランカの参加を打診するメールを送りました。

すると返信は、
「既に30か国程度の参加が確定している。他にも参加したがっている国が数か国あり、確約はできない。しかし、すぐにスリランカで主催団体を探し、開催計画の資料を提出すれば、可能性はわずかだが残っている。」と。

当時の環境教育隊員4人で、すぐにミーティングを開き、SPOGOMIを主催できる団体探しに取り組みました。
そして、スリランカ最大の環境団体、「Zero Plastic Movement
に白羽の矢を立て、代表へイベントの主催を打診しました。
(もちろんスリランカの現地言語である、シンハラ語で。これがまた大変だった、、。)

写真③.png

SPOGOMIって知っていますか?」
目の前の代表は首をかしげたまま、何も言いません。
書類に目を通しながら、黙ってページをめくる…。

そして、数分後、「それで、SPOGOMIの主催はしてくれますか?」と聞くと、
「ඇයි අහන්නේ? කරමු!!」(なぜ、そんなことを聞くんだ?やるぞ!!)
胸の奥が、じんわり熱くなり、鼓動の高まりを感じました。

これが、SPOGOMI WORLD CUP スリランカ大会の始まりでした。
以降、計5本に渡って、本大会の記事を書きます。
実際に予選会に参加したスリランカの人々の様子、
そして「ごみ拾い」が「心を動かす体験」に変わる瞬間をお届けします!

それでは、また次の記事で。

写真④.jpg

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ