2025/07/08 Tue
学校 活動
クリーンスリランカ【ウサノーナ】


こんにちは、ウサノーナです。
さて、先日クリーンスリランカ イベントが配属先の学校でありました。
以前にも一度あったのですが、現政権はこのクリーンスリランカ、とても積極的です。
トップダウンで各省庁から学校へと、具体的にどのようなクリーンスリランカをするのかという公約的なものまで提出しています。
以前にあったクリーンスリランカイベントは、学校周辺の美化活動。
ゴミ拾いが中心で、それはそれはたくさんのゴミを学生と一緒に回収しました…。
このときのクリーンスリランカで私が課題だと思ったのは、
- 教員が一切ゴミ拾いしない。指示を出していればまだいい方。なのに服装だけはゴミ拾いする気満々な服装。
- ゴミ袋の強度問題。こっちのビニールのゴミ袋は弱いです…。麻袋などは強いですが、1枚40ルピーくらいするらしく、ビンなど用に少しあるだけ。
- ゾンビゴミ(私が命名しているだけです)が山ほど出てくる…。土に埋められしゾンビゴミ、不法投棄されたゾンビゴミ…出るわ出るわゾンビゴミ…。
といった感じでした。1つ目の課題点はどうにかならんのかなぁと常々思います。
前回の記事でも書きましたが、お手本になるべき人がお手本を示さない(ある意味示している)ので、
結局学生たちが大人になっても自分が見てきた大人をやっちゃうんですよねぇ…。
もちろん、これにはカースト(階級)のことが絡んでいたり、
そもそも「掃除は掃除の仕事をする人を雇っているのでその人がすればいい」という感覚が根深くあるのでなかなか感覚を変えることは難しいのですが…
でも、一方でJICAスリランカ事務所のスリランカの人たちは、その意識を変えている…気がします。
昨年、新事務所に移転し、内装なんかも素敵になって、お披露目会…のときに、ゴミを捨てようとゴミ箱をぱかっと開けると、全然分別されてませんでした。
環境隊員やボランティアがいるのに、これはどうなのかな…なんか同じ所属なのに、悲しいな…と思い、ちょっとだけ事務所の日本人スタッフさんに言ったのですが
次の総会などで見てみると、かなり改善されていました。もちろん、ダメな日もあります 笑
そういう日は気付いたボランティアメンバーでこっそり分別修正します 笑
話が逸れましたが、結局その人それぞれ個人個人の意識なんじゃないかと思います。
山手の方は私の超絶偏見的にはちょっと閉鎖的な印象があります。でもちょっとずつでもそういう人口が増えてほしいと思うのも事実。
実際、前回のクリーンスリランカで、私は教員という立場も気にせず(そもそもボランティアです 笑)、ゴミを拾っていました。
私と同じチームの学生たちはなんとなく、私の感覚的にはやらされてる感がなくなっていた気がします。
先生がやってるんだから、やらなきゃ、感もあったのかもしれません。(私の狙いはこれなのですが 笑)
というわけで、今回のクリーンスリランカも様子を見ながらあれこれ手伝ってみることに。
前回のクリーンスリランカから、今回も清掃活動をするのかと思いきや、どうやら「美しくすること」に今回はフォーカスされている様子。
ゴミ拾い…ではなく、生い茂りすぎた植物の伐採やら、塗装し直したり。。
うーん、美化って難しい…笑 と感じました 笑
合っている気もするし、でも日本となんか違うんよなぁ…と思いつつ、郷に入っては郷に従えなので、私も同じように手伝い始めると…
「え!先生!代わる!だめ!」の嵐 笑
「スリランカで先生は見守るだけなのはわかってるんだけどさぁ、
でもお手本と言うか、指示だすだけはあかんやん?君たちもそうなっちゃうでしょ?」
「確かにそれは先生の言う通り!でもダメだってー!」
「んじゃあ一緒にやろ!」
なんてあーだこーだ言いながら、学生の様子を見つつ、仕事を探しつつ…としていると
最終的には学生がほぼみんな仕事を見つけてよく動いていたので…結果オーライでしょうか。
上の写真、山肌がむき出しの部分はすべて学生がナタで植物を切り落としていました。
1時までだったのに、結局3時くらいまで頑張っていた学生たちには感謝しかないです。
(終わろうよーと言ってもスイッチが入って学生たちがやりきりたくなって頑張っていたのもちょっと個人的には嬉しかったです。)
オチ
よーし!終わったぁーー!というタイミングでやりきった学生を呼びつける非常勤講師の先生。
何を言い出すかといえば、「今から畑を作る」と…笑
いや!もう3時ですけど!?と思いつつ、学生を働かせるんなら私も働くよ…と一緒に手伝っていると
その非常勤講師は…口しか出さない…!笑
そして…この植えたあとの植物…この先生が管理しないことも知っている…!!
(昨年度パッションフルーツの苗を持ってきて、植えてから放置して
伸びまくって雑草も生えまくっていたところ…今日のクリーンスリランカで撤去しましたよね…!?と叫びたかったのは内緒)
実は先程紹介した写真の箇所です。学生たちが頑張ってナタで切り落としたのに…(別の先生の指示の元)
そういうところだよー!!!とムニムニする気持ちを抑えながら、学生と一緒にやりきりました 笑 終わったのは5時半でした 笑
さてはて、学生たちが大人になるときに、お手本にするのはどのタイプの先生なのやら…。
というわけで今日はクリーンスリランカについてお送りしました。
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