JICA海外協力隊の世界日記

スリランカ便り

ウミガメの人生【環境便り】

こんにちは!環境教育隊員の岸です。

スリランカの動物紹介第3弾!今回は海編です。

本日の主役は・・・

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ウミガメ!

スリランカの南部の海岸にはシーズンになるとウミガメがやってきて、産卵します。

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このビーチでは、産卵された卵を保護し、孵化した後に海へ放つ活動をしています。

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このように、「ウミガメの種類」「産卵日」「放流日」を記載した札の下に保護した卵を埋め、放流日に掘り起こし、海へ放ちます。

スリランカで産卵するウミガメは5種類だそうです。

実際にその放流の瞬間を見たのですが…本当に感動しました。

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小さな小さなウミガメの赤ちゃんたちが、ぺちぺち…と砂浜を一歩一歩、海に向かって進んでいきます。

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波がくると、せっかく進んだのに、また砂浜に戻されてしまう。それでもあきらめずに、また進む。
何度も何度も繰り返しながら、ようやく海へたどり着く姿に、涙がでそうになりました(泣)人生ですね。

必死で海にたどりついた赤ちゃんガメたちですが、生き残れるのはごくわずか。
確率にすると、大人になるまで生き延びられるウミガメは0.1%以下だそう。

でも、生き残った子たちは、何年もかけて世界の海を旅して、やがて自分が生まれた砂浜に戻り、産卵するそうです。
自然は不思議で神秘的です。

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