JICA海外協力隊の世界日記

スリランカ便り

好きな言葉~キヤラデナワー【ウサノーナ】

こんにちは、ウサノーナです

先日 嫌いな言葉 については紹介しましたが、
今日は逆に好きな言葉について紹介します。

私が好きな言葉、それは『キヤラ デナワー කියල දෙනවා』です。

意味は、『伝える、教える』など。これ、面白いのが、

教師としてなど、授業で教えるときにはこの言葉使わないのですよ。

教授する、的に使うときは、『ウガンナナワーඋගන්නනවා』と言います。

このウガンナナワー、なのであまり気軽に使えません。私は普段の授業でもどちらかというとキヤラデナワー を意識しています。
なぜかと言うと、スリランカの先生ってかなり神格化されがちなんですよ…。
私はそれがどうにも好きになれなくて。

私が教えているのはだいたい18歳~25歳くらいの層です。年齢的にはもういい大人。
だからこそ、私はできるだけ彼らの目線に近い立場で教えたいんですよね。日本のときもそうでした。
私もいい大人ですが、先生と言われようがただの人間です。間違えるときは間違えるし、子どもみたいに駄々こねることもあります 笑

それに、スリランカで生活していて、私達ボランティアほど、キヤラデナワーしてもらっている人たちもいないんじゃないかなと思います。
スリランカの人は基本的に、面倒見がいい人が多いです。(商店じじとかわかりやすいですよね、私はどれだけ色んなこと教わってるんだか…笑)
損得勘定なしに、色んなことを無償で教えて伝えてくれます。

となると、私も同じように子どもたちに返してあげたくなります。
だから、私も彼らにはウガンナナワー よりも キヤラデナワー。

きっと同僚や他の先生たちからは私は変な先生と思われていると感じるけれども、
こんなニュータイプの先生がいたっていいんじゃないかなと思います。

子どもたちが先生を尊敬する気持ちは大事だけど、
先生もそこにあぐらをかくのではなく、子どもたちの目線もしっかり感じて考えてほしいなと思う今日このごろです。

では今日はこのあたりで。

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