JICA海外協力隊の世界日記

スリランカ便り

【自動車整備隊員】国家実技試験


試験の様子02

今日は自分の活動する職業訓練校で国家試験である実技試験が実施されました。受験する学生は昨年いっぱいで学校での勉強が終了し、その後半年間の企業でのインターンを行いその後就職。今日は職場に休みを取って受験に来ています。この国家試験の流れはインターン中に学科試験、面接、そして最終の実技試験になります(学科試験は他の施設で受験)。これに受かれば晴れて国家資格を手にすることが出来ます。一日に受験する人数は5~6人と少なく、これを約2~3週間の土日を利用して実施します。試験監は他の機関から来ているので受験生とは初顔合わせです。

日本でこの様な実技試験は、開始のブザーが鳴り受験者の挨拶から始まるのが一般的ですが、気が付いたら始まっていて少し拍子抜けた感じです。この少し雰囲気が緩い中で始まるのはリラックス出来て受験する側にとっては最大の利点だと思いました。試験の流れは1つの問題が終わればチェックされて次の問題に進む様になっていました。試験内容は数ある中から予め受験者に伝えられているのですが、試験管からの質問などは多岐に渡るのでいつもの陽気な表情ではなく真剣です。この試験を6人の受験者で朝9時からお昼過ぎまで実施していました。水分補給やトイレは自由です。
試験01.jpg
試験の様子01

試験02.jpg
試験の様子02


採点の結果が昼食後に事務所に集められて発表されますが、全員結果を聞いてもピクリともしなく少し遠くから見ていた自分には合格したのか不合格なのかわかりませんでした。しかし、事務所を出たとたんみんな漫勉の笑みを浮かべ大変喜んでいるのを見て全員合格と解りました。通常の実技試験は学科試験に比べ合格率が高いのですが、昨日受験した受験者は残念なことに5人中2人が不合格だったので今回は全員合格出来て良かったです。彼らはこれで学校に入学してから約2年と6カ月間の国家資格取得は終わり、残すは合格証書を手にするだけです。今後は更に上の資格にトライしてもらいたですね。本当におめでとう‼

試験03.jpg
全員合格の記念撮影

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