JICA海外協力隊の世界日記

スリランカ便り

【自動車整備隊員】実習風景

今回は訓練校の実習風景です。まず目に付くのは学生の着ている作業服です。写真で見ての通りツナギを来ている学生もいれば普通のシャツを着ている学生もいてここでは基本自由に近い感じです。

つなぎは入学時に1着は購入するのですが、予備がないのでもらった物やTシャツやジャージなどで代用している学生もいます。しかし、しっかりとした資本が入っている整備学校ならば全員が揃った作業着を着ています。

学科授業を受ける時は白ワイシャツ又は指定のポロシャツ、ズボンは黒と決まっていますが、靴については安全靴を履いている学生は1人もいなくて、靴を履いている学生は登校で履いてきた黒の革靴を履いています。又、登校時にサンダルで登校する学生はそのままサンダルです。中には登校時革靴で登校して実習はサンダルに履き替える学生もいます。

理由は革靴が汚れたり痛んだりするのを避けるためと言ってました。日本で言うとサンダルで実習に参加するのは安全面から見て絶対に無理NGなので、ここでは足元の安全面は少し後回しになります。この実習靴については学校側も金銭面については言えない面があります。この訓練校は公立であまりお金の掛からない所ですが、学生の2/3は奨学金を借りていますのでこの様な諸事情が根底にあるようです。

この実習風景は1クラス全員(この日は16~17人)で1台のエンジンを組み立てる実習をしています。最初インストラクターが組立方法を見せその後学生が組み立てる流れです。インストラクターが説明するときの学生態度は真剣そのものです。日本なら1人、2人話を聞いていない学生が居そうですけどここにはその様な学生はいません。

理由はテキストがないので後から見直する事が出来ないためインストラクターの説明は全て聞くしかないのです。組立が終わる頃には最後にどうしても手を出さない学生がでて来ます。学校側及びインストラクターにしてみれば見ているだけで良しとする考えがある感じです。

下の写真はエンジンにピストンを組み付ける様子です。金属同士が接触するので潤滑のためにオイルを塗布するのですが、このオイルは黒いです。この黒い原因はオイル交換で出た廃油を使っています。勿論基本未使用オイルを通常塗布します。正直これを使っても壊れることは無いと思いますが、私の立場的に声を大にして「使っても問題ない」とは言えません。スリランカではオイルは値段が高い物なのでインストラクターは少しでも新品オイルを節約したい考えがあります。一般にこの国で走っている車のオイル交換は日本と同じように定期的に交換しているようです。

実習では分解・組立時に、ポイントになる作業とそうではない作業が日本と若干ズレる所が見受けらせます。これは文化や道路事情の違いやその他の要因が関わっている場合があるかも知れない。

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