JICA海外協力隊の世界日記

スリランカ便り

自国産業増強の重要性【ウサノーナ】

こんにちは。ウサノーナです。

今日はスリランカの産業について紹介したいと思います。

スリランカの生活の足とも言えるもの。それはバスとトゥクトゥク、バイク、車です。

以前までは各地で現地のみなさん定員オーバーで乗ったりしていたのですが、

最近は新政権になって規制が厳しくなったのか、コロンボなどではほぼ見かけなくなりました。(体感的には地方も減った気がします)

さて、そんな車両たち、一体どこで作られているのだろう?と思って調べてみるとなんと…

バス…インド

トゥクトゥク…インド

バイク…色んな国から(日本のメーカーはとても好かれている)

車…色んな国から(日本車はみんな憧れ)

自国で生産していないんですね。(メンテナンス屋さん、パーツ交換やさんはたくさんあるのに)

そもそも今スリランカで新車として売られているものはほとんどが4年前のものらしいです。

外国からの輸入規制が厳しく、また関税もかなーりかかるそうで…。

新政権になってようやく輸入規制緩和となりそうらしいのですが、あいも変わらず関税は高いまま…。

いっそのこと、これだけ修理屋、パーツ屋さんがあるのだから、色んなパーツを寄せ集めて
自国でキメラカー(勝手に名付けました)くらい作れないのだろうかと思ってしまいます(特にトゥクトゥク)

というのも、私の配属先の学校でも自動車整備学科のコースもあります。というより、各地、自動車整備学校はかなりあります。

むしろ市場飽和しているのではないかと心配してしまうレベルです。

ぜひともそろそろ眠れる獅子(スリランカ)をスリランカの人たちで叩き起こして、自国産業をもっと発展させてほしいなと思います…

余談ですが、スリランカカレーに欠かせないパリップ(ダール豆)。写真右下の豆です。無いカレーはないのではないかというくらいいつもいます 笑

rice-6319366_640.jpg

これもインドやアメリカからの輸入に頼っているのだそう…。作れる土地はあるそうな。ただ、とても手間がかかる作物だそうです。

というわけで今日はスリランカの自国産業についてご紹介しました。

とはいえ、自国産業として天然ゴムだったりと資源はあるのですが…。

是非新たな産業の第一歩を作り出してほしいなと思います。

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