JICA海外協力隊の世界日記

スリランカ便り

クリスマスに商店のおじちゃんと語る【ウサノーナ】

メリークリスマス。スリランカは本日クリスマスです。
クリスチャンの人もいるので学校などは赤日の休みとなっております。

さて、スリランカの地方のクリスマスはどんなものかというと…

特に何もありません。
強いて言えば、昨夜のクリスマスイブは昨年度よりも近所の爆竹が多く鳴っていたことくらいでしょうか。
クリスチャンの人は仕事を休んで礼拝に行っているかなと思います。

今日は買い物をしに近くの個人商店へ。
商店のラジオからはなんとシンハラ語版のクリスマスソングが。

私「今日のラジオはクリスマスなんだねぇ…」

そんな商店のおじちゃんは子どもたちの新学期の準備(1月から新学期)で
かなりの買付をしていた模様(おもに文房具ばかり)

まるでサンタクロースみたい…と思いながら(もちろんお商売のためなのですが)
お勘定をすると、どうやらお釣りの1ルピーがない様子


スリランカは1~10ルピーの切り上げ切り捨ては適当なのですが、このおじちゃん、超しっかりモノでいつも明朗会計なのです。

(商店おじちゃん)「おつり、6ルピーだけど5ルピーしかないわぁ…」

私「いいよいいよ!問題ない!」

(商店おじちゃん)「うーん…クリスマスじゃないなぁ…」

思わず大爆笑してしまいました。

その流れであーだこーだ話していると、宗教の話に。
スリランカには仏教徒、ヒンズー教徒、イスラム教徒、キリスト教徒がいます。

おじちゃん曰く、住んでいる地域も違うとのこと。
ネゴンボ(ニゴンボ)あたりはほぼキリスト教徒らしいです。
逆に、ラトナプラの近くのエンビリピティヤはほぼ仏教徒らしいです。
ヒンズー教徒やイスラム教徒はタミルの人が多いとのこと。

確かに、バス移動の際もよく見ると、バスのフロントガラスにヒンズー教で祀られているモチーフを描いていたりと
宗派の違いは感じることができます。

では、ラトナプラはというと、4教徒全ています。
それぞれの礼拝堂(仏教:パンサラ、ヒンズー教:コーヴィラ、イスラム教:モスク、キリスト教:教会)もあります。

やはり暗黙の掟なのかはわかりませんが、住んでいるエリアが微妙に違ったりもします。

さて、今日はひょんな話からクリスマス、宗教の話についてご紹介しました。

おまけですが、サンタクロースはシンハラ語で「නත්තල් සීය」ナッタル(クリスマス)シーヤ(おじいちゃん)

ナッタル ネヘ(クリスマスはない)と地方の人は言いがちですが、
地方でも将来的にはクリスマスが楽しめるようになってほしいな、と思います。

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