2026/08/12 Wed
活動
#34 2年間のふりかえり 前編

Hamjambo!(皆さんこんにちは!)
コミュニティ開発隊員の佐藤です。
2024年8月に派遣が開始され、もうすぐ任期の2年を迎えようとしています。
この世界日記でも様子を書いてきましたが、これまでの記事も踏まえて今だからこそ書けることもあるかもしれない!と思いこれまでの振り返りを前編と後編に分けてご紹介していきます!(これまでの記事と重複しているところもあるかもしれませんが…)
最初に、今まで1度も触れてこなかったことですがなぜ私は協力隊をやろうと思ったのか。
私は国際協力について学べる大学に進学しました。進学を決めた当時は国際協力にほとんど興味が無かったですが、大学の授業を受け始めて少しずつ興味を持ち始めました。
大きなきっかけは大学3年の時にコロナ禍になり大学の授業が全てオンラインになったり、海外に行くハードルが一気に上がったりしたときです。当時できること、できなさそうなことは一旦忘れて、今後10年でやりたいことを書き出したときに最初に思い浮かんだのが協力隊への参加です。ゼミの先生が協力隊OVということもあり、派遣されていたときの話を聞く機会も多く、自分でも気付かないうちに興味を持ち始めていました。卒業論文では公共団地のコミュニティについて書いたのですが、その準備のために読んだ文献や本からコミュニティの形成や開発について興味を持ち、もし協力隊に応募するならコミュニティ開発がいいなと漠然と考えていました。そこから社会人期間を経て2024年1次隊タンザニア・コミュニティ開発隊員として派遣されることになりました。
そんなこんなで二本松訓練所でみっちり訓練を受け、タンザニアに来ました。
ドドマに赴任して最初は、コミュニティ開発担当職員がどのような業務を持っているのか知るべくあちこちに一緒に連れていってもらいました。タンザニアも日本のように縦割り行政なのですが、1番の大きな違いは慢性的な人不足であることです。約1万人が住む配属先の区事務所ですが、職員は12人しかおらず、そしてその1人1人が違う担当のため住民の困っていることに迅速に対応することが難しいように見受けられました。また、職員の仕事に対するモチベーションも低く、今では慣れましたが、赴任当初はモヤモヤすることも多かったです。
そして人事異動が頻繁に行われ、2年間一緒に活動した同僚は1人しかいません。
ちなみに2枚目の写真は唯一2年間一緒に活動した家畜担当職員が、野良犬対策に毒をまぶした生肉をおきに一緒に行ったときのものです。
話を戻しますが、これらを踏まえて職員とずっと一緒に活動することは難しいと判断し、コミュニティ開発担当職員にも協力してもらいながらアンケート票を作成して住民の興味関心や、困っていることを集めることにしました。このアンケートの質問には、何人で住んでいるか、家庭の収入額、区事務所で提供している行政サービスで困っていることはあるか、どんなことに興味関心があるのかといった項目を用意し、アンケート票を元に私が直接住民にインタビューする形で行いました。
その結果から、大きく分けて以下の3つに焦点を当てて活動していこうと決めました。
- ローンの申請について(準備する書類や、申請手順について)
- ナショナルID(NIDA)の申請について(準備する書類や、申請手順について)
- 子どもの栄養についてや食生活について(+出生届について)

申請手順・準備書類のチェックリストをつくろう!(マニュアルの作成)
- ローンの申請について(準備する書類や、申請手順について)
- ナショナルID(NIDA)の申請について(準備する書類や、申請手順について)
この2つに対しては、準備する書類や申請手順を可視化し、コミュニティ開発担当職員が区事務所を不在にしているときでも誰かしら職員が対応できるようになることを目標に活動を始めました。まず①については私自身が理解するために様々な資料を読んだり、過去の申請書類を読んだり、コミュニティ開発担当職員から色々教えてもらったり、区事務所が主催したローン申請のやり方を伝えるワークショップに参加したりしました。
最初にたたき台を私が作って、コミュニティ開発担当職員に確認してもらい改善点のコメントをもらって、修正をかけコミュニティ開発担当職員の確認が取れたら他の職員にも確認とコメントをもらい、微調整をして動き出しから約8ヶ月かけて完成しました。
また②のナショナルID(NIDA)についても同じような順序で作成しました。
さあ!完成したから色んな人に使ってほしいな!と願っていましたが、②のナショナルID(NIDA)のマニュアルは完成してから2ヶ月も経たずに行方不明になり…また、申請がマニュアル作成当時は紙ベースでしたが、オンライン申請が浸透し始めたことにより、分かりやすく失敗に終わりました。
タンザニアでは2024年に地方選挙、2025年に大統領選挙があり、投票権を得るにはナショナルIDが必要なのもあり申請が増え紙ベースでは追いつかなくなったのか、オンライン申請が浸透したのかもしれません。(と私は推測しています)
①のローンの方も完成後、ローンを申請したい住民があまり現れず、正直こちらも失敗かと思っていたところ、区事務所の人事異動が頻繁なことから私の自己紹介のついでにこのマニュアルを使って手順を再確認したり、このマニュアルに書かれていることは他の民間のローン申請にも応用できたりなので少しずつですが、使われるようになりホッとしています。
それでは今回はこの辺で
次回は③子どもの栄養についてや食生活について(+出生届について)の活動についてと活動外の様子についてを書いていこうと思います!
Tutaonana tena!(またお会いしましょう!)
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