JICA海外協力隊の世界日記

タンザニア便り

#40_タンザニアで過ごした2年間を終えて

Hamjambo!(皆さんこんにちは!)

コミュニティ開発隊員だった佐藤です。
約2年間のタンザニアでの活動を終え、8月末に日本へ帰国しました。

帰国してから、あっという間に時間が過ぎています。
日本に帰ってきてからは、久しぶりの日本の生活に少しずつ慣れながら、仕事のことを考えたり、家族と過ごしたり、友人に会ったり。
そんな中で、ふと「そういえば私、2年間タンザニアにいたんだな」と思う瞬間があります。
今回は、そんな帰国後の今だからこそ書ける、私の2年間の振り返りをしてみようと思います。

「なんで?」から「どうして?」へ

タンザニアに来たばかりの頃は、日本との違いに驚くことがたくさんありました。
「なんで予定通りに進まないんだろう?」
最初は、そんなふうに「なんで?」と思うことが多かったです。
でも、生活して、仕事をして、人と話していくうちに、
「もしかしたら、こういう理由があるのかもしれない」と考えることが少しずつ増えていきました。
その人にはその人の事情がある。その場所にはその場所の背景がある。
日本では当たり前だったことも、別の場所では当たり前ではない。
当たり前だと思っていたものを、一度疑ってみる。
これは、タンザニアで生活した2年間で身についたことの一つだと思います。

そして、「自分はどうしたい?」と考えるようになった

もう一つ、この2年間で大きく変わったのは、自分自身について考える時間が増えたことです。
タンザニアで日本とは違う価値観の中で生活していると、
「私は本当はどうしたいんだろう?」と考えることが増えました。
何を大切にしたいのか。どんなふうに生きたいのか。どんな場所で、どんな人たちと関わっていきたいのか。
帰国した今も、全部の答えが出たわけではありません。
むしろ、これから日本で生活していく中で、また迷うこともたくさんあると思います。
でも、「自分はどうしたいんだろう?」と考えるようになったこと自体が、私にとっては大きな変化でした。

「協力隊に来てよかった?」

「協力隊に来てよかったですか?」
もし今聞かれたら、私は迷わず、
「もちろん!」
と答えます。

ただ、
「2年間でタンザニアに何を残せましたか?」
と聞かれたら、私は今でも少し考えてしまいます。
大きな成果を残したわけではないかもしれません。
自分がやったことが、この先どうなっていくのかも分かりません。
でも、2年間の活動の中で出会った人たちと一緒に悩んだり、考えたり、試してみたりした時間は、確かにありました。
もしかしたら、協力隊の活動って、そういう「そのときには成果として見えないもの」も含めて、
あとから意味が分かるものなのかもしれません。
私自身、これから先の人生の中で、
「あのときタンザニアでこういう経験をしたから、今こう考えられるんだな」
と思う瞬間がきっとあると思っています。

今回の記事に使用した写真はフィルムカメラで撮った活動中のお気に入りの写真です!
1枚目:ドドマの快晴 2枚目:配属先(少し暗いですが…) 3枚目:とうもろこしの収穫後

最後になりましたが、この2年間で関わってくださったタンザニアや日本の皆さん、
そしてこの「タンザニア便り」を読んでくださった皆さん。
本当にありがとうございました!
この世界日記を通して、少しでもタンザニアのことや、そこで暮らす人たちのこと、
そして協力隊の活動について知ってもらえていたら嬉しいです。
私のタンザニアでの2年間は、これで一区切りです。
でも、タンザニアで出会った人たちや経験は、これからもきっと私の人生のどこかでつながっていくと思います。

Asante sana kwa miwaka miwili!!(2年間ありがとうございました!!)
Tutaonana tena!(また会いましょう!)

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