JICA海外協力隊の世界日記

タンザニア便り

#31 校内研修②~広島の原爆について~

Mambo!(元気ですか!)2025年度2次隊、小学校教育隊員の松本花観です。

わたしはタンザニアのシハというところのサンヤジュウ小学校に派遣されています。普段は3年生の子どもたちに算数を教えたり、先生たちと教材を作ったりしています。

活動内容は算数の指導や教材作成が中心です。しかしせっかくタンザニアに日本人として来ているので、タンザニアの先生たちや子どもたちに、日本の歴史や文化についてもっと知ったり、興味を持ったりしてほしいと考えています。タンザニアの人たちにとって、日本という国は遠く離れており、あまり身近ではありません。ですが、わたしという一人のボランティアの存在を通して、日本のことをもっと知ってもらい、「日本という国があるんだな」「遠く離れていても、そこに暮らしている人々の生活があるのだ」ということを感じてほしいと思っています。遠く離れた国ですが、その国について知ることでいつか、また日本人と関わる機会があったときに前向きな気持ちになれたり、世界は広くつながっていて、互いに助け合っていきたいという思いを持ってもらうことが国際協力や国際交流の一歩になると嬉しいです。

前回の校内研修では、わたしのJICA海外協力隊としての活動内容や、タンザニアに来た動機などを話しました。今回のテーマは「広島の原爆について」です。このテーマを選んだ理由について少しだけお話します。わたしが初めてサンヤジュウ小学校に来た時のことです。サンヤジュウ小学校の先生たちに、「日本から来ました」と伝えました。その際、「日本のことを知っているよ。世界の歴史について学んだ時に、広島や長崎の原爆について勉強したよ。」と何人もの先生から原爆の歴史について話をされたり、いくつかの質問をされたりしました。

そこで、せっかく日本のことについて質問してもらったので、広島の原爆についての大まかな話と、現在までの復興の様子について話をすることで、先生たちに原爆の悲惨さや正しい情報を伝えるいい機会になるのではないかと考えました。

この写真は研修で使用したスライドの一部です。スライドには、「日本は世界で原子爆弾が投下された唯一の国である」という内容と、原爆ドームの写真を使用しています。

タンザニアの小学校では、朝8:00から授業が始まります。3コマの授業の後、10:00~10:30の30分間で休憩時間があります。タンザニアの先生たちは、この時間に朝ごはんを食べるという習慣があります。「チャイ」と呼ばれる紅茶と、簡単な軽食を食べる時間です。7月24日(金)の「チャイ」の時間に、少し時間をいただいて広島の原爆についてお話をする校内研修を行いました。

日本は唯一の被爆国であることや、原爆の被害の悲惨さについて、写真や数字を提示しながら話をしました。先生たちはとても熱心に話を聞いてくださりました。日本人にとって大切な歴史を、同じように大切な歴史だと受け止めて真剣に話を聞いてくださったことがとても嬉しかったです。発表が終わった後は、「アサンテサーナ(ありがとう)!」と大きな拍手をしていただきました。4月にサンヤジュウ小学校に赴任してから約4カ月、わたしの活動を気にかけてくださったり、こうして「研修をやりたい!」というと「いいですね!ぜひやりましょう。」と言って、普段から手厚くサポートしてくださる同僚の先生方への感謝の思いでいっぱいになりました。

研修の後には、話をした内容に関して質問をしてくれる先生もいました。この写真はその時の様子です。また機会があれば、子どもたちにも日本の歴史や文化について伝える時間が取れたらいいなと考えています。

それでは今回はこの辺で!
Tutaonana tena!(またお会いしましょう!)

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