JICA海外協力隊の世界日記

タンザニア便り

#9 世界が恋するティンガティンガ

一度見たら忘れられない、色鮮やかなアフリカアート「ティンガティンガ」。どうも。タンザニアのモシでPC隊員として活動中の松原好秀です。今回はそんな魅力あふれるティンガティンガをご紹介します。

ティンガティンガって何?

皆さんは「ティンガティンガ」をご存知ですか?
サバンナの動物や豊かな自然、人々の暮らしが色鮮やかに描かれた、アフリカを代表する現代アートとして広く知られています。日本でも多くのファンがいるそうです。このティンガティンガは1960年代にタンザニアで生まれた絵画スタイルで、その創始者がまさにティンガティンガさん。そうです、創始者の名前がそのままアートのジャンルになっているんです。今ではその技術を受け継いだ弟子のアーティストたちが、ダルエスサラームにあるティンガティンガ村の工房をはじめ、各地で活動しています。

ティンガティンガ村ってどんな場所?

このティンガティンガ村は私のお気に入りの場所の一つで、ダルエスサラームに行った際には必ず立ち寄っています。所狭しと並べられた作品はどれも素敵で、時間を忘れてずっと眺めてしまいます。多くのアーティストがこの工房で毎日作品を制作しているのですが、アーティストによって作風が違うので、お気に入りの作品を探す時間はまるで宝探しのようで、毎回ワクワクが止まりません。そして毎回のように買って帰るので、コレクションがどんどん増えてしまって大変です。

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世界にひとつ、自分だけのティンガティンガ

実はこのティンガティンガ、気に入った展示作品を購入するだけでなく、オーダーメイドが可能なんです!ある程度の日数が必要なので、その日に持って帰ることはできませんが、自分だけのティンガティンガを手に入れることができます。描いてほしい動物や風景、色合いなどを伝えてオーダーするのですが、細かいところまでしっかり相談に乗ってくれるので、ふわっとしたイメージしかなくても心配なし。なにより完成が楽しみですよね。受け取りに行く日はいつもよりテンションが高いのは言うまでもありません。ちなみに私はこれまでに絵だけでなく、ショットグラスのような小さなグラスにも描いてもらいました。

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アートだけじゃない、暮らしに溶け込む作品たち

ティンガティンガ村の工房には、壁に飾る絵画だけでなく、トレイやマグカップ、ネームプレートなど様々なものがあります。自分の名前が書かれたティンガティンガのプレートを表札がわりにしたら、気分がアガらないわけがないですよね!JICAタンザニア事務所の入口に掲げられているプレートも、実はこの工房で制作されたもので、文字の中に動物たちが描かれていてとってもかわいいです。

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日本でも輸入販売していたり、展示会のようなイベントが開かれたりしているので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。いや、是非タンザニアへお越しいただいて現地の雰囲気を肌で感じてください!笑

現地で体験もできる!?

さらにこのティンガティンガ、作品の購入やオーダーメイドだけでなく、なんと自分で描くことも可能なんです!興奮のティンガティンガ絵画体験の様子はまたの機会にお届けしたいと思います。お楽しみに!

それでは今回はこの辺で。
ティンガティンガの魅力が、少しでも皆さんに伝わっていたら嬉しいです。
Tutaonana baadaye!

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