JICA海外協力隊の世界日記

タンザニア便り

#7 とある週の活動紹介

Hamjambo!(皆さんこんにちは!)
コミュニティ開発隊員の佐藤です。
今回は配属先を紹介していきたいと思います。

私はドドマ市内のキワンジャチャンデゲ区事務所で活動しています。
日本の行政機関に置き換えると
ドドマ市役所が都道府県庁
キワンジャチャンデゲ区事務所が市町村の役所 といったところです。

区事務所には1人1人職種の異なる職員が10人ほど勤務しています。
中には2つ以上の区を担当している職員もおり、とても忙しくしています。
そんなキワンジャチャンデゲ区事務所ですが、管轄内には2022年の時点で1万人強の住民が
住んでおり実際のところ中々住民全体に行政サービスが行き届いていない現状があります。

コミュニティ開発担当職員に限った話ですが
この職種はほとんどの区に1人は配属されていてその他の職種に
比べると人手はあるように見えます。
しかしそれでも住民の数に対しては全然見合っていないというのが正直な感想です。
そして職員自身は、多岐にわたる業務を抱えており本当に全ての業務を達成できているのかであったり
またそれを誰が業務の進捗を管理しているのかであったりと実態がつかめていないことも多く
まだまだ情報収集の毎日です。

その情報を基にこれから日本に帰国するまでの約1年半どんな活動をしていくのかの
計画を配属先とボランティアコーディネーターと私の三者で話し会う機会がありました。
配属先とは計画書を書き始める時点で相談はしていたので、ある程度私がどんな計画を
しているのかは共有できていましたが、ボランティアコーディネーターを交え話をしたことで
第三者からの視点をいただくことができとても有意義な時間でした。
そしてその後ちょうど事務所にいた職員と一緒に写真を撮りました!(サムネの写真です)

さて、私は区事務所のコミュニティ開発隊員として派遣されたわけですが
どんな活動をしているのかある1週間を基に紹介していきたいと思います。

(月)区事務所に来た住民から依頼された書類等々の対応

(火)区内のビジネスローンを申請したグループAを訪問(ローンの審査)

(水)区内のビジネスローンをを申請したグループBを訪問(ローンの審査)

(木)ローン審査結果をまとめ職員内で共有後、市役所に提出

(金)区内の自治会の会議に参加(2枚目の写真)

上記のスケジュールがエンドレスというわけでは無いですが、
何かしらの予定が入っていて区内を歩き回っていることが多いです。
住民は誰かしら職員に会ったときは、行政サービスについて様々な質問をすることが
よく見受けられますが、区事務所の職員は1人1人担当職種が違うためすぐに答えられないことが
よくあります。また答えたとしても少しその回答が間違っていることもよくあり住民たちが困っている姿もよく見ます。
このモヤモヤの解決のために何ができるかをカウンターパートと一緒に日々模索しています。
残りの任期でどこまでできるか分からないですが、私を通して新しい考え方や仕組み作りの刺激になれれば幸いですし、
そうなれるように頑張っていきたいと思います。

最後の写真はつい先月区事務所にパソコンが届き早速使っているところです!
年始あたりから職員たちはずっと待ち遠しそうにしてしました。
ただ停電も多いため中々使える時間は限られていますが。。

それでは今回はこの辺で

Tutaonana tena!(またお会いしましょう!)

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ