JICA海外協力隊の世界日記

タイ便り

【ぱやや〜む⭐︎タイ在記】〜♯10、任期満了!帰国しました!〜

▪️職種:美容師
▪️配属先:クレッタカン人身取引被害者保護福祉センター
▪️名前:星宗果歩

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皆さん!サワッディーカ!
10月末に2年間の任期満了につき、帰国いたしました。
帰国前にはタイ隊員全員が参加した隊員総会や、JICA海外協力隊発足60周年を記念した交流会などがあり、最後までたくさんの仲間と楽しい時間を過ごすことができました。

私はこの2年間で多くのことを学びました。

実は、1年目には活動をやめて日本へ帰ることを考えるほど、活動や暮らしに悩んでいました。
中間報告時には「あと1年頑張りたい」など、未来を見据えた話はできませんでした。

どうして、そんな私が2年の派遣期間を満了をし、50人にも増えたタイ隊員の皆さんの前で最終報告ができたのか。
それは間違いなく、周りの皆さんの支えのおかげです。

皆さんに励まされ、褒めてもらい、時に甘やかされ、面白がってもらい、アドバイスや意見をもらい、2年を終えることができました。

A7DDC2F1-04FE-4BC2-8DD1-A541068DE747.jpeg↑隊員総会での様子。ドレスコードは「タイっぽい服装」

また、配属先では生意気ですがとっても可愛い子供達に助けられました。

最後の授業の日には、それぞれが授業で作ったネイルチップや、自分で編んだバッグなどをプレゼントしてくれました。
授業をサボられたり、嘘をつかれたり、困ったこともありましたが、
子供達は「わがまま言ってごめんなさい、ティーチャーたくさん教えてくれてありがとう、大好きだよ」と、何度も伝えてくれました。

私自身、何かを人に教えるティーチャー、「先生」の仕事は初めてで、海外で暮らすのも初めて。
手探りの中、子供達と向き合い、試行錯誤していました。
きっと子供達も不慣れな外国人ティーチャーに不安や戸惑いもあったと思いますが、
よく私の思いを理解し、みんなで協力して、美容クラスを作り上げてくれたな、と思います。

「つまらない、家に帰りたい」としか言わなかった子供達が、
「美容クラスが楽しい。美容師になりたい」「ネイリストになりたい」
と、話してくれたときは、今までのことが全て報われたように感じました。


そして、”ティーチャー”の楽しさも知ることができました。
美容業界にしかいたことがない私にとって、新しい世界を知ることができました。

IMG_6257.jpeg↑子供達がくれたネイルチップ。私の宝物です。

また、「人身取引」という分野はとても難しいですが、とても大切な大きな問題です。
私の力は小さいかもしれませんが、
被害者である子供達との時間は貴重なものであり、誰もが経験できるわけではありません。
今後、この経験を活かしていきたいと感じました。

この2年間、いろいろありましたが
JICA海外協力隊として過ごした時間はかけがえのないものです。
参加して良かったと思います。

この2年間、関わってくださった皆さん、お世話になった皆さん、

本当にありがとうございました!!

↑隊員総会での「タイっぽい服」。いつだって私たちは場を盛り上げたい、エンターテイナーです。

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