JICA海外協力隊の世界日記

タイ便り

【特別編】タイの文化紹介!カーオパンサーってなぁに?

☑職種 :高齢者介護

☑配属先:貧困女性の保護施設

☑名前 :佐々木理香子

こんにちは!バンコクの隣、パトゥムターニー県にあるホームレス女性の保護施設で利用者さんに対しQOL向上を目的としたレクリエーションを行っている佐々木理香子です。

突然ですが皆さん「カーオパンサー」をご存じですか?これは雨季の3ヶ月間、僧侶たちが寺院にこもって修行に励む「入安居(にゅうあんご)」の始まりの日です。この期間中、僧侶は寺を離れず巡礼を控えます。雨季に農地を歩き回って作物を踏んだり、小さな生き物を傷つけないようにするためです。仏教徒にとっても大切な仏教の祝日で、寺に籠る僧侶のために蠟燭を奉納します。陰暦8月の十六夜の日にあたり、今年は7月11日でした。

私が活動するの施設も利用者さんたちを連れて寺を参拝しました。実は蝋燭の奉納前に重要な儀式があります。「ヘーッティアンパンサー(แห่เทียนพรรษา / 蝋燭行進)」 と呼ばれる行進で、寺院の本堂を時計回りに3周歩いて周るものです。これには仏、法、僧への敬意が込められています。

ただ周るだけじゃないのがタイの面白いところ。生演奏の音楽に合わせて老若男女問わず踊りまくるのです!踊り続けながら寺のまわりを3周、みんなのテンションが上がりきると5周、7周、と増えていくそうです。次の写真でその楽しさが伝わるでしょうか。

ですがここは常夏の国。夢中で踊っていると、気づいた時には熱中症です!水分補給をしっかりしてくださいね。

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