JICA海外協力隊の世界日記

タイ便り

【特別編】病院が協力する高齢者支援の取り組み

職種:高齢者介護
配属先:ナムポン病院
名前:門林美笛

タイの東北部に位置するコンケン県で、高齢者の健康維持や認知症予防、地域の高齢者福祉サービスの充実を目指した活動を行なっています。

今日は毎朝の恒例、開院前から診察を待っている患者さんや付き添いの人たちと一緒に軽い体操をしたあと、病院から車で15分ほどのところにある町の役場へ行き、高齢者学校という地域の高齢者の集まりにお邪魔してきました。

高齢者学校はタイのあちらこちらの町で元気な高齢者の集まりとして開催されていて、町ごとにその内容も開催の回数もさまざま。

今日お邪魔した高齢者学校は、隔週で開催されていて、毎回70名~100名の高齢者が参加しています。他の町の高齢者学校との大きな違いは、高齢者が中学生、高校生になりきって参加していること。まず白シャツに女性は紺色のスカート、男性は紺色の短パンという中学、高校の制服の着用は必須。朝全員が集まったところで学級委員によるシャツの裾がボトムスにインされているかなどの服装チェック(すごく厳しい!)があり、服装を整えたあとは整列して国旗掲揚と国家斉唱を行います。

その後は授業時間ということで、健康に関する講和、体力や健康、認知機能のチェック、歌やダンスなど毎回違うプログラムが続きます。

わたしがお邪魔する時は、毎回体操や手遊び、ゲームなどをするのが恒例となっており、今日もオリジナルの体操と手遊びをしました。こちらの高齢者学校にお邪魔するのは10回目ということで、たくさんの生徒さんたちが名前と顔を覚えていてくれて、なかには体操を完璧に覚えてくれている生徒さんもいて嬉しい限り。

授業の後は地域のボランティアさんや役場スタッフによる手作りの給食をみんなで頂いて下校です。わたしも片付けのお手伝いしてから病院に戻って1日が終了。

2年間の活動も残すところあと3ヶ月弱となりました。地域で暮らす高齢者のみなさんのより良い暮らしを目指し、残りの期間も元気に活動をしていきたいと思います。

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