2026/05/07 Thu
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【ルーイだより】#8 解説!ピーターコーン祭① ~背景編~

◾️職 種:観光
◾️配属先:持続的観光管理指定地域第5地域
(DASTA Area5, Loei)
◾️名 前:鈴木菜央
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สวัสดีค่ะ こんにちは!
2024年度2次隊の鈴木菜央です。
「タイの奇祭」と評されることもある、ルーイ県のピーターコーン祭。毎年6〜7月頃(旧暦7月)に、ルーイ県ダンサーイ郡にて開催されるお祭りで、華やかな仮面や衣装を身に纏い、精霊の仮装をした人たちが町を練り歩くお祭りとして知られています。
毎年日本人観光客もたくさん参加されるお祭りですが、知名度はあってもその背景などはあまり知られていないかもしれない…ということで、私が可能な限り集めた情報をもとに、ピーターコーン祭りについて複数回に分けて解説をしていきます!今回はお祭りの背景についてです⭐️
仮面パレードの印象が強いピーターコーン祭りですが、実は「ブンルアン祭り」という、仏教行事の一部といった位置付けになっています。
ブンルアン祭りは、雨乞いや豊穣祈願をする民間信仰の行事「ブン・バンファイ」と、"徳行(善業)"の最高峰として知られるブッダの前世、ヴェッサンタラ王子の説話を聴く仏教行事「ブン・プラウェート」の2つの行事が合わさった功徳行事で、ダンサーイ地区において数百年以上の歴史があると言われています。
このブンルアン祭りにおいて、ピーターコーン祭りは華やかさ、賑やかさを演出し、お祭りを盛り上げる「遊び、エンターテイメント」として楽しまれてきたそうです。
↑配属先(DASTA)同僚の説明に基づいたイメージ図。ブン・バンファイはロケット祭りとしても知られ、他県でも行われています。
現在、ピーターコーンは
ผี(ピー:精霊)ตา(ター:目)โขน(コーン:仮面劇)
と表記されていますが、元々は
ผี(ピー:精霊)ตาม(ターム:ついて行く)คน(コン:人)
という名称で、「人について行く精霊」という意味がありました。
ピーターコーン祭りのパレードは、前述の説話に出てくるヴェッサンタラ王子(仏陀の前世)が修行を終えて王子妃とともに森へ帰還した際、王子の「徳」を慕い、精霊たちが踊るように出迎えに行った一場面を表していて、その様子から「人について行く精霊」という名で呼ばれていたようです⭐️
時が経つにつれ呼び方が変化して、現在のピーターコーン(ผีตาโขน)という呼び方に変化していったと言われています。*現在の名は、仮面の形が舞踊の面の形、コーン(โขน)に似ていたから、という説もあるようです。
↑ピーターコーン祭りの目玉となるパレードは、ヴェッサンタラ王子の説話にまつわる行列から始まり、精霊達による仮面行列は最後尾に当たります!まさに王子様を追いかける精霊達の様子を表しているのかなあと思いました。
ピーターコーン祭り、もといブンルアン祭りの謂れには諸説あり、地域の人によっても異なるようですが、私の配属先であるルーイ県の観光政府機関(DASTA)やタイ国政府観光庁(TAT)の職員への聞きこみ、地域の歴史について過去にまとめられた資料などを通じて整理してみました。
次回は意外に知られていない、ピーターコーンの種類についてご紹介します!
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