JICA海外協力隊の世界日記

チュニジア便り

【天色日記】嬉しかったこと

活動でつかう道具を見に電子機器店に行った時の事。店員さんの言っていることがどうしても分からなかった私に、その店員さんがスマホのGoogle翻訳を使って、丁寧に言葉を伝えてくれました。どうしても伝えたいのに伝わらない時に、私から翻訳ツールを使うことは多いのですが、相手から翻訳ツールを使ってくれたのはチュニジアでこの店員さんが3人目。私のことを諦めずに、ちゃんと伝えようとしてくれたことが、ほんとうに嬉しかった。

日本で難病支援に携わっている同僚が「患者さんから話してもらえるセラピストになろう」と言っていた事を思い出します。いまこうして思うように伝えることができない立場になって、どんな相手になら、臆さず倦まず諦めず伝えたいと思うのか。私にとっては目と耳と心を、こちらに向けてくれる人のように思います。

自分のことが伝えられない、他者の言葉が分からない、それがどういうことなのか。患者さんたちの抱えるものに比べたら小さなものだとしても、自分で感じることができた経験は、私の糧になると思っています。読んでくださってありがとうございます。

Besleema , nHaarek ziin (ベスレーマ、ンハーレックジーン) 

           またお会いしましょう。あなたの一日が素晴らしいものでありますように

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