JICA海外協力隊の世界日記

チュニジア便り

【天色日記】たくさん笑うこどもたち

配属先の子どもたちはよく笑います。一人一人をみていけば感情表現の特徴は様々ですが、彼らの表情の豊かさと配属先の雰囲気が明るいのは、無関係ではないと思います。ご家族の愛情表現も豊かです。迎えに来る家族が笑顔で子どもを抱きしめてキスをするのを見ていると、安心します。

ある男の子は発達障害があり、動作が粗暴で落ち着きがなく、ごみを口に入れようとするなど目が離せません。ご家族はとても大変だろうと思っていました。けれども彼のお母さんを見かけた時、男の子に叩かれそうになりながらもキスをしたり、真剣に叱ったりすることもあれば笑顔で一緒に居て「ああ、だからこの男の子はいつも楽しそうなんだ」と思いました。

日本人は子どもへの愛情がチュニジアに比べて少ない、ということでは勿論ありません。ただ子どもと相対した時の笑顔とハグ、キスといった表現はチュニジア人のほうが大きいように感じます。


先日、日本の発達障がいオンライン研修で医師が「子どもの安心のために、1 日 5 回ぎゅーと抱きしめて」と話していました。確かにとても大切なことだと思います。ただそれが研修で語られるところに、日本の有り様が見える気がしました。

読んでくださってありがとうございます。

Besleema , nHaarek ziin (ベスレーマ、ンハーレックジーン) 

           またお会いしましょう。あなたの一日が素晴らしいものでありますように

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