2025/11/24 Mon
刑務所 小学校 生活
【日本の小学校とは大違い!?】#23 活動先紹介〜後半戦〜

みなさん、イチョーマベー!(Good morning)
今回のテーマは「ウガンダの学校紹介」後半戦!この学校の名前の由来にもなっている「プリズン(刑務所)」との不思議な関係についてです。
私が現在活動しているのは Gulu Prison Primary School(グル・プリズン小学校) と言います。
初めてその名前を聞いたとき、日本にいた私は思わず固まりました。「Prison(プリズン)って……刑務所だよね?
まさか学校がそんな名前のはずないよね……?」
そして、胸をどきどきさせながら初めて学校を訪れた日のことを今でもよく覚えています。
そこには本当に刑務所がすぐ隣に建っていました。
ここから実際に目にしたり先生方や看守さんに聞いた、日本にいた頃に想像していた隔たりとはまったく違う、学校や住民との不思議なつながりや光景を紹介していきます

① 0メートルの距離感
学校と刑務所の距離は、本当にゼロメートルと言っていいほど近いと感じます。
その近さを象徴するように、囚人の人たちは普通に学校の井戸で水を汲んだり、芝生で休んだり。通学路を歩けば、畑仕事、道路の掃除、牛の世話……。作業中の囚人と普通にすれ違うのが日常です。
看守さんが立っていることの方が多いですが、いない時もあり、生活の風景に自然と溶け込んでいます。さらに、学校の敷地内にはバラックス(看守とその家族が生活する住宅エリア)もあり、そこで囚人と住民が共に作業をしています。子供達とも気さくに会話する姿も珍しくありません。
最初はこの光景が怖くて、「えっ……これ、本当に大丈夫なの!?」と同僚に聞いたところ
返ってきた言葉はとてもシンプルでした。
「これが普通だよ」
「罪を犯したとしてもコミュニティの一員だから、戻ってきたらWelcomeで嬉しいものだよ。」
ウガンダのコミュニティの温かさを感じた瞬間でもありました。
そんな私もこの近さに少しずつ慣れてきて、黄色い服を着た囚人の人たちとも挨拶を交わせるようになりました。
……とはいえ、今でもどこかに緊張感は残っています。
②服装の違い
毎日囚人の方々を見かける中で服装がみんな少しずつ違うことに気づきます。
長袖、半袖、ノースリーブ、オレンジのゼッケンを身につけた人、
バケットハットをかぶって作業している人……とさまざまです。
先生や看守さんから聞いた話だと「袖の長さは懲役の期間を表している」とのことです。長袖の人は長くいる、いや逆に短いのが長いんだ、
と、人によって説明が違って、真相はいまだに分かっていません。
一方で、バケットハットをかぶっている人は、
刑務所内でテイラー(仕立て屋)として働く人がいて自分の好みに合わせて作っているのだと教えてもらいました。そして、オレンジ色のゼッケンをつけている人は、グループのリーダーを示す印のようです。
服装と懲役、階級との関係には噂と事実が入り混じっていますが、日本ではまず見ない光景ばかりで、日々驚きの連続です。
③学校にテストを受けにくる
つい最近、小学校最終学年の生徒 が受けるテスト(PLE)が行われたときのことです。黄色い服を着た囚人の方々の列が、学校に入り、生徒たちと同じようにテストを受けていました。
実は、刑務所の中にも先生がいて、囚人の方々は受刑中でも勉強を続けることができるそうです。
そして、一定の学習を終えると、学校に出てきて正式なテストを受ける制度があるのだと知りました。「教育は誰にでも開かれている」
という状況をこんな形で目の当たりにしました。
さらに、学校の周囲には高い壁が立ちはだかっていますが、時折その向こうから大音量の音楽や太鼓のリズムが聞こえてくることもあります。
先生の話では、刑務所の中は「お金を払わなくてもよく、ご飯もきちんと出て、やることも決まっているので、出たくない人も意外と多い」とのこと。外から想像していたイメージとはまったく異なる日常が、そこには確かに存在していました。
グル・プリズン小学校には、まだまだ私の知らない驚きのポイントが隠れていそうです。
これからも、この学校のリアルを少しずつ伝えていけたらと思います。
Apwoyo Matek(アフォーヨマテック)=Thank you so much!
SHARE





