JICA海外協力隊の世界日記

ウガンダ便り

【バレンタインまで半年】#11 カカオから手作りチョコを作ろう~前編~

Gyebale ko!

(=Hello)

こんにちは、ウガンダ隊員の三宅です。

いよいよバレンタインデーまで半年ですね。

今年こそは手作りチョコレートに挑戦しようと考えているみなさまも多いと思います。

そこで今回は5つの STEPでチョコレートを作ってみましたので、みなさんも参考にしてみてください。

※とはいえ、初心者ですので温かい目で読んでください。

今回は前編をお届けします。

→後編はこちら#12から

それでは、参りましょう!

1. 知り合いからカカオの実をもらう

まずはカカオの実を手に入れましょう。

カカオポッド.jpg

近所にカカオが植わっていることもあるかと思います。

私は同期隊員の任地(ウガンダ・ルウェンゴ県)で、一ついただきました。

カカオの実(カカオポッド)を開けると、こんな感じで種がぎっしりとつまっています。

カカオ豆_01.png

中身は種の周りにわずかに白い果肉があり、ちょっと甘いです。

このカカオの種(カカオ豆)がチョコレートになっていきます。

2. カカオ豆を発酵させる

チョコレートづくりでもっとも大切な工程です。

カカオの実をあけた瞬間から発酵が始まるそうです。
カカオは数十種類の微生物により発酵し、その発酵のおかげであの独特の香りが生まれていくそうです。
発酵のさせ方によって香りが変わってくるので、プロは発酵にこだわって狙った香りを引き出すそうです。

カカオ豆の発酵は、

①アルコール(嫌気)発酵②酢酸発酵2種類の発酵を行います。

発酵①アルコール発酵(嫌気発酵)

まずは、みなさまの近所からバナナの葉っぱをもらってきてください。

近所にバナナが植わっていることもあるかと思います。

バナナの葉っぱ.jpg

バナナの葉っぱでカカオ豆を包み、2日間ほど放置します。

すると、カカオの果肉に含まれる糖分が発酵によりアルコールにかわります。

たくさんの豆を入れておくと発酵の過程の熱で、さらに発酵が進みます。
※実際の工場だと何百キロ単位で発酵をすすめるそうです。

今回は豆が少なく温度が上がらないので、黒いビニール袋に包み窓辺においておきました。

カカオ豆_02.png

2日経つとこんな感じです。色がかわりアルコールの匂いがしてきます。

発酵②酢酸発酵

つづいて、空気を入れて別の発酵をうながします。今度はアルコールを酢酸に変えます。

この発酵も温度が必要なのですが、私の豆が少ないため、温度が上がりきりません。

そこで日中は乾燥しないように黒い袋に入れて、窓辺に置きました。
そして、夜は炊飯器の上に浮かべて温度を保温しました。だんだんとアルコールの匂いが薄まっていき、一週間ほどで発酵がおわります。

炊飯器.jpg

(後半につづきます)

いかがだったでしょうか。

今回はチョコレートづくりの前半として、発酵までをみていきました。

ここから本当にチョコレートになるのでしょうか。

次回は、いよいよチョコレートを作って食べます。

→後半はこちら #12から

ここまで読んでいただきありがとうございました。

またお会いしましょう。

Welaba!

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