JICA海外協力隊の世界日記

ウガンダ便り

【バレンタインまで半年】#12 カカオから手作りチョコを作ろう~後編~

Gyebale ko!

(=Hello)

こんにちは、ウガンダ隊員の三宅です。

今回はカカオ豆から手作りチョコレートをつくる、の後編です。

→前編はこちら#11前編

それでは、参りましょう!

3. 乾燥&焙煎

発酵が終わった豆を乾燥させます。

10日ほどかけてカカオ豆の水分量が7~8%前後になるまで乾燥させるそうですが、見た目からは全くわからないので、とにかく10日間待ってみることにました。

dryingcacao.jpg

その後、乾燥させたカカオ豆を水で洗います。

washcacaobeans.jpg

表面の汚れや果肉をとっていきます。ぬるぬるです。

beanscacaobeans.png

そして、皮を剥きます。というより、剝けてしまいました。焙煎した後に皮をむく方法が一般的なようです。

bakingcacao.jpg

その後、10分ほど焦がさないように炒めると、ここで初めてチョコレートの匂いがすこーしだけしてきます。

4. ひたすらつぶして練る

焙煎した豆の粗熱をとり、ひたすらにつぶしていきます。

まずは粉になるまでつぶしていきます。さらに湯煎をしながら進めると、カカオ豆の油分が出てきてペースト上になります。

cacaosmash.jpg

ここまで、豆をつぶし始めてから、だいたい4時間かかります。愛情を込めるチャンスです。

練って、一旦冷やします。再度、湯煎して、練ります。

temperingchocolate.png

この冷やしてあっためて練る作業を「テンパリング」というそうです。かわいいですね。

ちなみに、カカオ豆を水で洗ってからここまでの過程で、私の日曜日が消えました。

5. 冷やして、完成◎

型に入れて、冷やして完成です。

が、型も冷やすパッドもないので、器にラップをはり、冷やしました。

ここはセンスが大事だと気づきました。取返しがつかなかったです。

chocolate.jpg

そして、、、

chocolate.jpg

完成です!!!

~実食~

まずは自分で食べてみました。
自分で作ったからか、愛情を感じました。ウガンダの味がしたような気もします。
★5をつけたいと思います。

他の隊員によるレビュー

今回、同期隊員にも味見をしてもらいました。感想は、

「苦っ」

でした。

....

....Banange

おわりに

いかがだったでしょうか。

この3週間でチョコレートをつくる大変さが、よ~くわかりました。
自己評価は高かったのですが、愛が伝わらず、ほろ苦い経験となりました。人生は甘くないですね。
これからは感謝の心を胸に、チョコレートをかみしめたいと思います。

みなさんもカカオの実が手に入ったら、ぜひ挑戦してみてくださいね。

実が手に入らない場合でも、発酵済みのカカオ豆や焙煎まで終わったカカオ豆の中身カカオニブを手に入れることで、発酵の過程を省き、チョコレートを作ることができるそうです。

※注意※

今回ご紹介した作り方などは、インターネットで調べたり、ウガンダのカカオ農家さんにお伺いしたお話をもとにしていますが、あくまでも自己流です。万が一やってみたいと思われる方がいた場合は、作るときも食べるときも自己責任でお願いしますね。

さいごまで読んでいただきありがとうございました。

それでは。

Welaba!

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