JICA海外協力隊の世界日記

ウガンダ便り

【ウガンダの魅力②】#4 ウガンダの「食」

Oli otya?(オリオテャ?)

=How are you?

ウガンダ隊員の三宅です。

本日は前回に引き続き、ウガンダの魅力をお伝えします。
(前回の記事はこちら:#3 ウガンダの「自然」

第二弾は「ウガンダの食」です。

ウガンダの食

ウガンダでは、1つのプレートに数種類の主食をのせ、その上にソースをかけて食べます。
このウガンダの伝統料理を、ウガンダ隊員は愛をこめて「ウガめし」と呼んでいます。

ウガンダの主食

ウガンダの食といえば、なんといっても豊富な「主食」の種類です。
マトケ、カロ、キャッサバ、ウガリ、ジャガイモ、カボチャ(も、ウガンダでは主食として食べられています)などなど。他にもお米やさつまいもなど、たくさんの主食があります。私の任地であるルウェンゴ県はガンダ族の方が多く住んでおり、マトケと呼ばれるバナナをよく食べています。

ここでマトケについて少しご紹介したいと思います。

ウガンダのソウルフード「マトケ」

ウガンダで主食として食べられるのは「マトケ」と呼ばれる甘くない種類のバナナです。特にウガンダ中部~南西部でよく食べられています。これらを蒸してつぶして食べたり、煮込んで食べたりします。つぶしたものはマッシュポテトに近い食感です。味はあまりありませんが、塩味のあるソースをかけて食べます。彼らはこれを毎日、時には毎食、食べています。日本人にとっての白米に近いでしょうか。

photo_02.jpg

ウガンダのバナナについて面白い話があるのでご紹介します。

歴史学者のリチャード・レイドは、H. M. スタンレー(はじめてウガンダに上陸した西洋人)が以下のように語った、と書いています。

H. M. スタンレーは誇張気味ではあるものの、その重要性を的確に理解していた。彼がみたバナナは「ほとんど肉と鉄以外であった(almost everything but meat and iron)」。ガンダ人にとって、この植物は王の創世神話ともかかわり、母胎のような性質を持つとされており、それは現実とそう隔たるものではなかった。
ーリチャード・レイド(2002)’Political Power in Pre-colonial Buganda’ー
※日本語訳は佐藤靖明氏「ウガンダ・バナナの民の生活世界(2011)」より

私も住んでみて、そう感じることがあります。

実際、彼らはバナナの葉っぱを器にしたり、かごにしたり、バナナの皮を家畜のえさにしたり、とさまざまな活用をしています。一歩家の外から出れば、バナナの畑(と、コーヒーの畑)が広がります。

ガンダ人にとって、バナナは単なる食べ物ではなく、生活の一部なのです。

まさに「ほとんどバナナ」と言えるような環境が、私の任地には広がっています。

主食にかけるソース

ソース(enva:エンヴァ)は、鶏肉や牛肉やインゲン豆、あるいは落花生のペーストなどから作られています。

photo_03.jpg

私は紫色のジーナッツソース(落花生のペースト)をマトケにかけて食べるのが好きです。

その他

任地への移動のおともとして、さまざまな軽食があります。

なかでもロレックス(Roled eggsの略)は、私もほかの隊員も大好きです。

あとは豊富なくだもの!マンゴー、パイナップル、アボカドなどなど。とてもおいしいです。

まだまだ、たくさんありますが、今回はここまでにします。

おわりに

いかがだったでしょうか?

日本とは全く異なるウガンダの「食」を体験しに、

ぜひウガンダに来てくださいね。

次回は第三弾として、「ウガンダの人」についてご紹介します。

それでは、

Welaba!(Bye!)

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