JICA海外協力隊の世界日記

ウズベキスタン便り

ウズベキスタン料理といえばコレ!巨大釜で作るプロフ!(レシピ付き)

日本ではウズベキスタン料理と聞いて具体的な料理名を思いうかべることができる方はそれほど多くないのではないかと思います。実は日本人にもよく馴染みのある洋食料理も、ウズベキスタンの郷土料理と起源を同じにしていることはご存じでしょうか。

それは洋食の「ピラフ」です。ウズベキスタンではピラフに似た名前の「プロフ」というお米、牛肉と一緒に甘く味付けしたニンジンなどの野菜を炒める米料理が国民食として広く浸透しています。日本のピラフもウズベキスタンのプロフも、元を辿ればトルコやインドの伝統的な米料理である「プラウ」が語源だという説もあります。(諸説あり)

ウズベキスタンのみならず、近隣の中央アジア諸国(タジキスタン、トルクメニスタン、カザフスタンなど)でも国民食として親しまれているプロフは、大きな釜で一度に大量の米を豪快に炒めるのが特徴です。

タシケントの北外れにあるプロフセンターでは、その巨釜でプロフを作るプロセスを見ることができ、観光客にも人気のスポットとなっています。



日本で手に入る食材でもウズベキスタンのプロフを再現可能ですので、ぜひ挑戦してウズベキスタンの国民食を味わってみてくださいね。

【タシケント風結婚式プロフのレシピ】

(材料 4人分)
・羊肉または牛肉(脂身付き)500g
米(ラズール米またはデヴジラ米が理想)500g
にんじん(黄色またはオレンジ、細切り)150200g
玉ねぎ(半月切り)2
植物油(または羊の脂)150200ml
にんにく(お好みで)半玉
唐辛子(お好みで)1
クミンシード 大さじ1/2
コリアンダーシード(お好みで)小さじ1
塩 大さじ1(またはお好みで調整)
黒胡椒 小さじ1
レーズン(お好みで)ひとつかみ
うずらの卵(茹でたもの)
ゆで卵(スライス)

(作り方)
1.材料の下準備
 ・
米を水で34回洗い、澄んだ水になるまですすぐ。
 ・
ぬるま湯に塩を入れ、米を30分ほど浸しておく。
 ・
肉を食べやすい大きさに切る。
 ・にんじんを細切りにする。

2.ズィルヴァク(プラフのベース)を作る
 ・
大きな深めの鍋に油を入れ、中火で熱する。
 ・
玉ねぎを入れ、きつね色になるまで炒める。
 ・
肉を加え、表面に焼き色がつくまでしっかり炒める。
 ・
にんじんを加えてさらに炒める。 
 ・
クミン、コリアンダー、塩、胡椒を加え、よく混ぜる。
 ・
熱湯を11.5リットル加え、4050分煮込む。

3.
米を炊く
 ・にんにく(丸ごと)と唐辛子を鍋に入れる。(お好みで)
 ・浸しておいた米の水を切り、ズィルヴァクの上に平らに広げる(混ぜない)。
 ・米が隠れる程度に熱湯をゆっくり注ぐ(約1cm上まで)。
 ・
水分が飛ぶまで炊き、火を弱める。
 ・
フタをして2025分蒸らす。

4.
仕上げ
 ・
ご飯をふんわりと混ぜ、にんにくと唐辛子を取り出す。
 ・
皿に盛り付け、お好みでうずらの卵やゆで卵を添える。

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