JICA海外協力隊の世界日記

ウズベキスタン便り

アラル海の湖底でフルマラソンに挑戦!


執筆:青山優菜(JICA海外協力隊2025年度1次隊/農業土木)


Assalomu alaykum!
2025-1次隊の青山です。私の任地であるカラカルパクスタンでは、連日40℃超え。カラッとしているのですが、日光が肌を刺すように痛いです。農業隊員なので夏の間も時々農家さんを訪問していますが、現地の方も暑さで疲労困憊する暑さ。午前中に活動を切り上げ、お昼にはお家に帰るような日々を送っております。
さて、そんな暑さですが、なんとウズベキスタンでは夏にもマラソン大会が開催されます。そして、6月28日、2025-2次隊の長井隊員と共に、アラル海で開催されたエコマラソン大会に42.195kmの部で参加してきました!日本人としては(恐らく)3人目となるアラル海フルマラソンの道のり、ぜひ最後までご覧ください!
そもそも参加することになった経緯ですが、マラソンが趣味である私にとって、水問題に関わっている以上アラル海問題は切っても切れない存在であること、であればアラル海でフルを走るしかないとの考えに至ったためです。
本マラソン大会は2024年に始まった新しい大会。アラル海問題をより多くの人に知ってもらうため、エコマラソン大会として開催されています。当日も、ウズベキスタン国内だけでなく、インドやアメリカなど世界中から50名ほどが参加していました。そのうちフルマラソンに出場したのは7名。女性は長井隊員と私のみ。

幸いにも大会当日は天気に恵まれ曇り空。最も恐れていた暑さはおかげで和らいでいました。大会の前日にヌクス(カラカルパクスタン共和国の首都)から全参加者と共に専用車で約7時間かけてアラル海へ。そのままユルタで1泊しました。道中では色々な参加者と
英語、現地語(カラカルパク語またはウズベク語)、日本語(なんと日本語を知っている方がいたのです!)を交えて仲を深めることができました。夜はキャンプファイヤー、伝統楽器の演奏、ダンス、最後には打ち上げ花火も用意されており、アラル海の水辺で素敵な夜をランナーと共に過ごしました!

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各車にランナーの名前が付いたネームプレートが貼ってあり、各々自分の名前の書かれた車へ。

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道中は度々止まりながら、他のランナーと共に干上がってしまったアラル海を目に焼き付けていました。

そして迎えた大会当日。同日にFIFAワールドカップでウズベキスタン戦だったのでサッ
カーを観戦し、6:30にマラソンスタートの合図が砂漠の中に響き渡りました。

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FIFAワールドカップをみんなで応援!

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ついにスタート!

道はある程度舗装されているとはいえ、砂地の道、凸凹道や雨によるぬかるみ道で何度も足をとられました。私が最後尾になってしまい前にも後ろにもランナーがおらず、最後10km地点から雨で道はさらにドロドロになり、何度も諦めようかと思いました。ですが、運営スタッフさんや医療スタッフさんが5kmごとに水や食料を提供してくれたり、最後10kmを一緒に走ってくれたりと、皆さんのサポートのおかげで無事に完走することができました!ゴール地点ではスタッフさんが拍手で出迎えメダルをかけてくれました。長井隊員とゴール地点でハグをした時は涙が止まりませんでした。

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砂漠の中を、ひたすら走りました。

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折り返し地点で応援してくれたスタッフさん。バナナと水をいただきました。

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長井隊員と二人で無事に完走です!

最後にはフルマラソン出場者と共にアラル海の水辺へ。今でも干上がり続けるアラル海。同じような悲劇が二度と起こらないよう、少しでも貢献できるように残りの1年も活動を頑張っていきたいです。

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2025年6月までは、この看板まで水があったそうです。今は、そこからさらに10m以上も水際が後退していました。

最後までご覧いただきありがとうございました!ぜひ、来年のアラル海マラソンを一緒に走りましょう!

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