JICA海外協力隊の世界日記

ウズベキスタン便り

ウズベキスタンで日本のお米!?


執筆:青山優菜(JICA海外協力隊2025年度1次隊/農業土木)


アッサローム アレイクム!

農業土木隊員としてカラカルパクスタン共和国に派遣されております青山優菜です。

ウズベキスタンの首都タシケントから最も離れたエリアであるカラカルパクスタン。実は、タシケント以上に日本に近しいものがあり、首都在住の日本人の方から(すこ~し)羨ましがられるものがあります。

それは・・・単粒米です!

カラカルパクスタンにはヌクス米という、見た目も味もかなり日本のお米に似たお米があるのです。首都では細長いインディカ米が主流ですが、こちらでは単粒米であるヌクス米がよく食べられております。

写真1.jpg

バザールのお米売り場。НykycまたはHokucがヌクス米です。

ソ連時代の政策によって移住した韓国系民族が持ち込んだと言われています。12月現在で1kg100円前後で手に入り、お米好きな私としてはとても暮らしやすい環境です。一方で、お米を育てるのには沢山の水が必要とのことで、数年前からお米の栽培が禁止され始めた地域もあるそうです。

麦食文化の国ですが、「プロフ」というお米料理も結婚式やゲストへのおもてなしの場などでよく食べられています。
ウズベキスタン料理といえばコレ!巨大釜で作るプロフ!(レシピ付き) | ウズベキスタン便り(JICAウズベキスタン事務所) | JICA海外協力隊の世界日記

写真2.jpg

カラカルパクスタンのプロフはタシケントに比べて油が少なく、シンプルです

さて、そんなお米を美味しくいただいてきた私。ふと「日本のぬか漬けが食べたいなあ」とつぶやいたところ、同期隊員から「米があるなら、ぬかもあるのでは?」との一言。ぬか漬け作りに挑戦してみました!

写真3.jpg

自宅で炊いたヌクス米。ふっくらしてます!

ぬかは、家畜の餌が売られているお店にて、1kg20円ほどで購入。塩と水と混ぜ合わせ、毎日混ぜながら、1週間ほど置いておきました。すると、徐々に乳酸発酵が進み、酸味の混じった香りがしてきたのです・・・!

写真4.jpg

ぬかと水と塩をどれくらい混ぜようか、試行錯誤中。

そして、ついに、ぬか漬けが完成しました!!なすやきゅうり、大根、時にはチーズをつけて、他の隊員さんに配ったり、夕飯のお供にしたり。日本食も堪能しております。

写真5.jpg

へたをとったきゅうりをぬか床へ入れます。

写真6.jpg

唐辛子を一緒にいれることで、味が引き締まるそうです。

写真7.jpg

同期隊員からも美味しかったと大好評でした!

写真8.jpg

ナスもしんなりと染み込みました。

ちなみに、現地の方にも味見していただきましたが、苦手だったようです。笑

引き続き、現地にいながら作れそうな日本食を試してみようと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!






▼是非こちらもご覧ください▼

JICAウズベキスタン事務所公式Facebook

JICAウズベキスタン事務所公式インスタグラム

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ