JICA海外協力隊の世界日記

ウズベキスタン便り

タシケントの優しさは『温かいスープ』だ!


執筆:妻藤 わかば(JICA海外協力隊2025年度2次隊/看護師)


JICA海外協力隊 2025年2次隊の妻藤わかばです。
私は看護師隊員として、ウズベキスタンの首都タシュケントにある一次診療所で活動しています。住居は都心にあるのですが、活動先は家からバスを乗り継いで1時間弱の郊外にあり、診療所にいても牛や鶏、羊の声が聞こえてきます。そんなのどかな場所の、職員の家族や知り合いが来院することも多いアットホームな診療所に突然現れた外国人として、日々受付や診察室等で活動しています。

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(写真:訪問看護で住民さんの腹囲を測らせてもらっている様子)

さて、赴任してからウズベキスタンで沢山の美味しい食べ物に出会いました。
代表的なサモサ、オッシュ、マンテなどももちろん美味しいのですが、その中でも私はウズベキスタンのスープ類が大好きです。お肉と野菜が沢山取れるのに値段も手頃で、脂っこくなく、身体も温まります。

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そんなスープを寒い日に食べていると、ふと、中学時代に教科書に載っていた「温かいスープ」というお話を思い出しました。このお話は筆者が異国で生活している時、寒い日にレストランでスープをサービスしてもらったことから、本当の国際性とは何かを説いた心温まるストーリーです。この筆者が体験しているように、異国での生活はどうしても孤独や困難と切り離せないでしょう。私はまだ活動が始まって1ヶ月の新米隊員ですが、患者さんや同僚の言葉が分からずやるせなさを感じたり、仕事が永遠にあった日本の病院とは違い、自分でやることを考えなければいけない協力隊活動が不安になったりすることが多々あります。ですがそれと同じくらい何度も、患者さんや同僚の優しさに触れて勇気づけられてきました。彼らは私が日本人だと知ると笑顔になって応援してくれたり、日本語で挨拶してくれたり、発音しにくい私の名前を頑張って呼んでくれたりするのです。(他の方が書かれているように朝鮮系ルーツを持つ方が多い国なので、何度説明しても朝鮮系だと思われていることも多いですが。笑)
国語の授業で温かいスープのお話を勉強した時、ワークブックに「本文の『求めるところのない隣人愛としての人類愛、これこそが国際性の基調である。』とはどういうことか。」という問いがありました。中学生の頃の私はそれに上手く答えられず、解答にあった答えをそのまま丸暗記してテストに臨んだことを今でも覚えています。孤独な異国での生活の中で日々周囲の温かさに元気づけられる今なら、昔より少しはこの文を書いた筆者の意図を読み取れる気がします。
正直、この国のために具体的にどう活動していったら良いかの道筋はまだはっきりとできていません。それでも今は、毎日の活動に前向きに丁寧にひたむきに取り組むことで、この国の人からもらった温かさへの感謝を示したいな、と思っています。自分の今日がウズベキスタンと日本の明日に繋がることを信じて。


表紙の写真は、先輩隊員と一緒に学校での手洗い指導を行いました。ペットボトルからお水を流す役割も生徒さんが自主的に引き受けてくれました!

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