JICA海外協力隊の世界日記

ウズベキスタン便り

春の訪れ、ナウルーズのお祝い

少し前になりますが、ウズベキスタンで321日(春分の日)にナウルーズのお祝いがありました。今年は断食月(ラマダン)の時期と重なったため、食事のお祝いは日が暮れてからお祝いしている家庭が多かったようです。ナウルーズ(Navro’z)の起源は古代イランから始まり、イランを中心に中央アジアや世界の他の地域で、太陽年の最初の月の新年、春の訪れとして祝います。

配属先のタシケント173番学校(学校名は番号が名称になります)では、ナウルーズのお祝いとして、恒例のイベントが開催されました。

写真は昨年と今年の様子になります。321日は学校が祝日になるため、前日の320日にお祝いです。生徒たちが学校の広場を飾りつけし、色とりどりの民族衣装(アドラス)を着て準備していました。民族衣装はそれぞれの地域によって模様や色が異なるそうです。音楽や踊りもその地域によって様々で、生徒たちが一生懸命踊って披露してくれました。

今年はウズベキスタン在住の留学生やウズベク大学生、元ウガンダ隊員でウズベキスタンに住んでいる友人にも見学に来てもらいました。ちょうど日本からの旅行者さんも合流し、ナウルーズの雰囲気を見て頂けました。

民族衣装を着ている生徒の他に、柔道着の生徒もいて、旅行者さんと手合わせも。

最後には先生たちも踊ってお祝いです。ウズベキスタンの春の訪れはとても陽気でした!

【昨年・2024年のナウルーズお祝い】

★20240320Navroz民芸品と生徒達.jpg

★20240320Navrozダンス.jpg

★20240320Navroz衣装.jpg

【今年・2025年のナウルーズお祝い】

★20250320Navruz教室.jpg

Navrus生徒達①.jpg

★20250320Navrus柔道君とダンス.jpg

★20250320Navroz生徒とダンス.jpg

★20250320先生方と記念撮影.jpg

また、ナウルーズ当日には、Human Houseというウズベクお土産屋さんでスマラック体験ができると聞き、見に行ってきました。

スマラック(Sumalak)とは、発芽小麦を煮詰めて作る、ルバーブのようなペーストです。お砂糖を使っていないのですが、発酵してほんのり甘いです。そのまま頂いたり、ノン(ウズベキスタンのパン)につけて食べます。

★20250321Navros.jpg

スマラックを混ぜる時に、お願い事をいいながら混ぜると、願いが叶うとか・・・ぜひウズベキスタンにいらした際には試してみてください。

(執筆:海外協力隊ウズベキスタン派遣 千本木恵美子)

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