JICA海外協力隊の世界日記

バヌアツ便り

バヌアツ代表、2026年W杯への挑戦 2(#5 高橋利幸/職種:編集)

Dei blong faet i finis long 18 Novemba.(デイ ブロング ファイト イ フィニス ロング エイティーン ノヴェンバ/ビスラマ語で“11月18日決戦の日が終わりました)。

2026 FIFAワールドカップ アメリカ・カナダ・メキシコ大会の2次予選、ニュージーランド集中開催による最終戦当日は静かな朝から始まりました。この日はタヒチとの一戦。両チームとも強敵オールホワイト(ニュージーランド代表の愛称)に敗れ、1勝1敗で勝ち点3。勝ったチームがグループB2位通過で、2025年3月開催の最終予選に進出するという状況でした。

写真は、オールホワイトとの一戦直前の集合写真です。この試合は、バヌアツサッカー連盟の前会長もサント島から駆けつけ、多くのスタッフが集まりました。プロジェクターを準備したメディアルームはお祭りのような雰囲気で、サンドイッチを片手に観戦。しかし、結果は1-8の大敗。気持ちを切り替え、最終戦に臨んだのでした。

タヒチ戦当日の朝はいつも以上にひっそりとしていました。職場には主要なスタッフの姿もなく、数名がニュージーランドまで応援に飛び立っていました。現場のスタッフもなぜか見当たらず、試合開始1時間前になってようやくメディアルームに1人、また1人と集まり、最終的には10名ほどが試合を見守りました。

試合内容は決して悪くなかったです。しかし、不運にも前半にオウンゴールがあり、後半の反則によるPKで追加点を奪われ、0-2で惜敗しました。

これで終わった。試合後ぼんやりと外に出ると、そこではユース代表が練習を始めていました。彼らは、TDS(タレント開発プログラム)のメンバーであり、未来のナショナルチーム代表候補の選手たちです。彼らのひたむきな練習姿を見て、「ああ、彼らがいるからW杯は夢ではない」と確信しました。

Dream blong World Cup i pas i go long nekis jeneresen(ドリーム ブロング ワールド カップ イ パス イ ゴ ロング ネキス ジェネレイション/W杯の夢は次の世代に引き継がれました)。

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