JICA海外協力隊の世界日記

バヌアツ便り

バヌアツ便り~バヌアツ気象・地象観測の裏側へ潜入

Haloバヌアツ防災・災害対策隊員のキスケです。

先日、安全対策連絡協議会が終わった後、VMGDVanuatu Meteorology and Geohazards Department)を見学しました。ここは気象・地象観測をしている機関になり、天気はもちろん、波の高さや火山活動の様子をモニタリングし、ハリケーン発生時にはSNSSMSで国民に情報提供をしています。

今回の見学がなぜVMGDになったかというとJICA技術協力プロジェクト「Van-REDIプロジェクト」が行われていたからなんです。バヌアツは世界でも有数の自然災害発生国であり、ハリケーン、地震、火山、津波や洪水など多くの災害に見舞われます。そこでVan-REDIプロジェクトで震度計や気象観測などの機器を設置、その後も技術支援をしてきました。

VMGDが火山の観測もしているということもあり、日本の大学の火山研究チームが訪れたり、各国から研究者が集まったりする場所でもあります。そのデータ収集にVan-REDIで設置した機材が使われているのは誇りですね!

VMGDは私の配属先NDMONational Disaster Management Office)とご近所さんになります。同じ省庁にあり、VMGDが観測したデータを基に各州やコミュニティに天候の情報や避難指示などを出し、NDMOが災害実態や被害把握などに努めます。なので、連携することが多くあり重要なパートナーになります。

実際に施設の中を案内していただくと、日々どのように観測や情報発信が行われているのかを知ることができました。モニタリングルームには大きなモニターがいくつも設置され、各地に設置された観測機器から送られてくるデータがリアルタイムで表示されています。職員の方々はそのデータを確認しながら、気象状況や地震活動の変化を常に監視しているそうです。

バヌアツではサイクロンが発生するシーズンになると、進路や強さの予測が国民の生活に直結します。VMGDではその情報を分析し、警報や注意喚起を発信します。発信された情報はラジオ、SNSSMSなどを通じて国民に届けられます。日本ではテレビやスマートフォンで当たり前のように受け取っている防災情報ですが、多くの島々からなるバヌアツでは、その情報を「いかに早く、そして確実に届けるか」がとても重要になります。

今回の見学を通して、災害が多いバヌアツではこうした観測と情報発信が人々の生活を支えているのだと改めて感じました。

もしこれからバヌアツを訪れる機会があれば、天気や災害情報はぜひFacebookで「VMGDVanuatu Meteorology and Geohazards Department)」を検索してみてください。現地の最新情報を確認することができます!

写真は2025年末に新設された気象レーダーです。



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