2025/09/30 Tue
文化 自然 観光
観光隊員が紹介!バヌアツの魅力とおすすめ観光情報! ~秘境バヌアツのビレッジステイ~(#1須藤佳澄/職種:観光)


Halo! Nem blong mi Kasumi! 2025年度1次隊バヌアツ観光隊員須藤佳澄です。
民間企業を2年間休職し、バヌアツ観光事務所で活動します。
バヌアツ観光事務所では、バヌアツの認知度向上と将来的な誘客を目指して、
主に日本市場向けに観光マーケティングやプロモーションに携わる予定です。
フォーラム参加や2泊3日の出張など、配属1週間目が終了しました。
JICA海外協力隊秋募集が始まり国選びを迷っている方、冒険を求めている方必見!
現地語訓練中に訪れたビレッジステイでの様子を紹介しながら、バヌアツの魅力をお届けします。
みなさんバヌアツ共和国をご存知でしょうか?バヌアツは、南太平洋に位置する83の島からなる国です。バヌアツは、南太平洋随一の海、100%オーガニックのフルーツやバヌアツ牛、独自のユニークな文化やあたたかい人々など、知られざる魅力がたくさんあります。英語の旅行ガイドブック「ロンリープラネット」のBest in travel 2025 TOP10にも選ばれました。
今回は、バヌアツ共和国の歴史、自然、アクティビティなど、語学訓練中に滞在したビレッジステイの様子をお届けします。
バヌアツの首都ポートビラから車で約40分、北西部に位置するマンガリリウ村で2泊3日ホームステイをしました。マンガリリウでは、400人以上が暮らしています。バヌアツの公用語は、ビスラマ語、英語、フランス語です。マンガリリウにはマンガリリウの言語もあります。ホームステイ先のお姉さんが村の案内をしながら、マンガリリウの言語を教えてくれました!(ありがとうは村の言葉で「タンキオ」)
マンガリリウは、海に面しており、すぐ海にアクセスすることができます。
海辺の散歩やハンモックでのんびりできるスポットも発見しました!
JICAの技術協力プロジェクト『豊かな前浜プロジェクト』で養殖・放流した大きなシャコガイも見ることができました。
海は透き通っており、陽の光で水面がキラキラしています。写真奥の帽子のように見える島は、ハットアイランドと呼ばれています。実はこのハットイアイランドには、ロイマタというバヌアツの伝説的な酋長のお墓があります。
ロイマタは、16世紀頃バヌアツに平和を築いた酋長です。ロイマタのお墓をはじめゆかりのある場所が、世界遺産にも登録されています。お墓にはKavaというバヌアツの伝統的な飲み物がお供えされていました。Kavaは、リラックス作用がありバヌアツ人にとても人気な飲み物です。
お墓の近くにはヤシの木がありました。ヤシの木は平和の象徴であり、バヌアツの国旗にも描かれています。「ロイマタは、部族の争いをおさめるために、各部族にシンボルを与え、平和をもたらした。」とホームステイのお父さんが教えてくれました。ちなみに、ホームステイ先のお父さんの部族はココナッツ、お母さんはタコといったように部族ごとにさまざまのようです。
お墓参りを終え、ボートに乗っていると、ホームステイ先のお父さんが、「ロイマタ伝説の中には、この石を起点に水が割れて白い道ができ船を使わず渡ることができたと。」という逸話も教えてくれました。
別の島に上陸し、海を眺めながらホームステイ先のお父さんがカットしてくれたRed Popo(赤いパパイヤ)を食べました。ジューシーでとても美味しかったです。
最後には、お待ちかねのシュノーケルタイム!
カラフルな魚や綺麗な珊瑚礁を見ることができました。
今回のビレッジステイでは、ビスラマ語でローカルの暮らしを体験するとともに、歴史を学び自然、アクティビティを楽しむことができました。バヌアツには未知なる魅力に溢れています。JICA海外協力隊に応募検討されている方、バヌアツへのご旅行を検討されている方など、少しでも多くの方がバヌアツに興味を持っていただけると嬉しいです!
Ale tata!(では、また!)
須藤佳澄(2025年度1次隊 /観光)
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