JICA海外協力隊の世界日記

バヌアツ便り

南の秘境、マレクラ島より ~天国のような週末の過ごし方~(#2 山口愛花/職種:環境教育)

2024年度3次隊としてバヌアツの州政府事務所に派遣されています、環境教育隊員の山口愛花です。

今回は第二弾ということで、マレクラ島での休日の過ごし方について紹介していきます~!!

それではどうぞ!!!

私は州政府事務所で活動しているので、活動は基本的に月曜日から金曜日の8時から17時まで。私の住む村は島の中心部にあり、平日は買い出しのために東西南北から来る人達で賑わいます。一方で週末は人ひとり見かけなくなります。ありとあらゆるお店が閉まるので、ほとんどの人は車で数十分から数時間走らせたところにある村や実家に帰省します。そんな中、私が週末をどのように過ごしているのかちらっとご紹介します!

写真2 pinalum solwota.jpg



週末はどこか知り合いがいる村へ行って、そこの村の人々にお世話になることが多いです。

例えば、

  • 知り合いのタクシードライバーと一緒に畑に行って作物の収穫
  • 同僚や知り合いのお宅にお邪魔して誕生日会に参加
  • 近くの海や島で海水浴、シュノーケリング
  • 教会に行ってお祈り
  • アイランドカカエ(イモやバナナを使った島ご飯)を料理
  • Kava(コショウ科の木の根をすり潰して作る飲み物)を作って飲む
  • 結婚持参金(ダウリー)準備のためのファンドレイジングに参加
  • 村にホームステイしてのんびり自給自足生活

島の中心部から少し離れた村にお邪魔するときは、電気・ガス・水道・インターネットがなく、「これぞ協力隊!」みたいな生活体験ができます。

特に私のお気に入りは、村にホームステイした時に早朝から家の目の前に広がるビーチへ行って、泳ぐことです。歩いてたった30秒の海の中には絶景が広がっています。朝の柔らかい陽の光が水中に差し込んでキラキラと輝き、サンゴ礁の間を無数のカラフルな魚たちが泳ぎます。

村の子供達がお手製の木と糸で作られた水中槍で魚を取ろうとしているのを応援しながら、穏やかに時間が過ぎていくのを感じます。心ゆくまで泳ぐのを堪能したら、浅瀬に行って岩の下にいる貝をおやつ用に捕まえます。

バケツ一杯分の雨水でシャワーを浴びたら、軽くパパイヤやグレープフルーツを食べて、村のママと一緒に昼食づくりに取り掛かります。イモやバナナをすりおろしてバナナの葉で包んだら天然の石窯で数時間蒸します。蒸し終えたらココナッツミルクを搾って頂くのがマレクラ流。素朴な味の中にココナッツミルクの香ばしさとほのかな甘みを感じます。

写真3 laplap pinalum.jpg

マレクラ島には手つかずの自然が残る離島ならではの魅力がたっぷりと詰まっています。人が温かく、手つかずの自然を体験できるマレクラ島はまさに秘境と呼ぶに相応しい地です。

今回、ご紹介したのは一部ですが、機会があればまた島の伝統や慣習についてお話しできたらと思います!ここまで読んでくださった皆さんありがとうございます~!

それではまた!

Tenkiu tumas!! Lukem yu bageken!!

テンキュートゥマス、ルッケムユーバゲケン / ありがとう、また次回お会いしましょう

  山口 愛花(2024年度3次隊 /環境教育)

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