2024/11/22 Fri
活動
♯11 配属先の紹介③
Xin chào mọi người!!!(皆さん、こんにちは!)
ベトナムの林です。
前回、私が活動している「就学児センター」について紹介しましたが、今回は私が行っている活動をより詳細にお伝えしたいと思います。
【現在行っている活動】
私は現在、月~土曜日の7:30-16:30まで配属先で活動しています。その中で、主に個別指導と子どもの見守り・サポートの2つを行っています。
①個別指導
月ごとにカウンターパート(以下、C/P)が割り振った子どもの個別・グループ指導を担当しています。月ごとに件数の変動はありますが、主に7:40前後から1件、8:40前後から1件、9:20前後から1件担当しており、15:00前後からグループ指導を1つ担当しています。日・月ごとに8:15前後から散歩をしたり、9:20前後の指導がなかったり流動します。
個別・グループ指導では、要求スキルの獲得(要求動作、言語での要求など)、自立活動スキル(パズル・ひも通しなどの微細活動など)の獲得、認知スキル(名詞・動詞・形容詞の獲得など)の向上、社会スキル(順番の理解、待機スキルの獲得など)の獲得を主な狙いとして活動しています。私の拙いベトナム語でも指示に沿って子どもが活動したり、積極的に取り組む様子を見て、子どもからたくさんの元気をもらっています。
②子どもの見守り・サポート
子ども全員で過ごす時間は、子どもの安全管理を行い、トラブル・ケガが起きないようにサポートします。また、昼食・おやつの際は、食事のサポートを行います。余暇の時間を上手く過ごせない子どもや、癇癪を起こした子どもの個別対応を行います。
【活動を通じて感じていること】
ベトナムでは、11月20日は「教師の日」として教師に感謝を伝える日が制定されているほど、先生がとても尊敬される立場にあります。従って、日本と比較すると子どもと同じ立場になって遊ぶ・関わる場面が少なく、あくまでも「教える」「正す」という意識が強いため、子どもにとって「楽しい」「嬉しい」を引き出し、「自発的な要求を引き出す」ということが難しい場面があります。
そして、ベトナムでは、食事をとても大切にしています。そのため、「食べる」ことが大切になっている一方、「食具を自分で操作すること」「こぼさず食べること」「よい姿勢で食べること」など、食事に付随する自立のための様々なスキルの優先順位は比較的低いです。また、子どもが食べることに飽きても「残さず全部食べる」ことがゴールになっていることが多く、食べ物をこぼしたり、ごみを床に置いても気にしない場面も多く、最後に掃除すれば良いという考えが一般的です。従って、スタッフがサポートする場面が多く、自立して食べることができるようになるために様々なスキル獲得をサポートしなければいけないため、ベトナムの文化を尊重しつつ、子どもの自立を促していくことが難しいと感じています。
【これから活動したいこと】
今までは、配属先に慣れること、1対1で子どもと信頼関係を築くこと、ベトナム語に慣れることを中心に取り組んできました。今後は、同僚に日本で学んだスキルを伝えていくことを目標に取り組んでいきたいと思っています。
施設にいる子どもたちは、日々ルーティーン動作として行っている活動は自立して行うことができる一方(例:水飲み、トイレ、午睡の準備など)、スタッフからの声掛け・きっかけがあることで動ける場面がほとんどです。従って今後、子どもたちがより「自発的に」動く、行動を開始・完了できるように、声掛けの仕方・補助の出し方などを、紹介・サポートしていきたいと考えています。
皆様いかがでしたでしょうか?私の活動について少しお分かり頂けましたでしょうか?次回以降は、私の活動はもちろんのこと、普段の生活の様子もご紹介したいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。
Hẹn gặp lại nhé!!!(またお会いましょう!)
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