JICA海外協力隊の世界日記

ベトナム便り

【ダンス記】ダンスは言葉がいらない?②

2024年度2次隊ベトナム派遣・青少年活動・内藤治水がお届けしております!
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

Xin chào các bạn.
みなさんこんにちは!

さて、少し前の話になりますが、
ベトナムの旧正月(テト)の大晦日カウントダウンコンサートに参加しました!

これもまた急な依頼でした。笑
上司から一言、
「ナオミ、大晦日に大きなイベントあるからね。1曲踊る準備しておいてね!」

旧正月の大晦日にあたる日(今年は1月28日)。
Ủy ban nhân dân(日本で言うところの県庁)前にある大きな広場にて
特設野外ステージが組まれ、フェスのような大きなイベントが毎年開催されています。

といっても依頼があってから2週間ほど経ち、
その間も他のイベントでバタバタ。
すっかり話が流れたのだと思っていました。

本番3日前、突然練習時間が与えられ、
近所の高校生が練習場所に…
5名の高校生と一緒に踊るとのことです!

急いで振付して、練習練習練習…

なんとトータル練習時間は1時間。
本番前日のリハーサルとゲネプロ合わせて通し練習は計3回。

たった2分半の曲とは言え、
日本にいても初めましての人と一緒に踊るのはかなり緊張します。

最初は話しかけてもお互いギクシャクしていましたが、
通し練習を重ねていくたびに、だんだん打ち解けてきて、
高校生のほうも歩み寄ってきてくれました。

本番当日。
夜も更けた21時からカウントダウンコンサートがいよいよスタートしました。

会場には市内外から多くの人々が集い盛り上がりを見せています。

ベトナム語が分からないので、
私たちの番だよ!ここ並んでください!なんて高校生に全部お世話してもらいました。笑

本番前、ステージ袖で
「やばい、どうしよう!!」「緊張するね!!」「次だね!!」
なんて話しながら
高校生たちと身を寄せ合い寒さに耐える待機時間!

緊張とアドレナリンに満ち溢れたこの本番前の時間が私は大好きです。

なんとか無事に踊り終え、任地に来てからの初めての大舞台が幕を閉じました。

たった2分半の短いパフォーマンスでしたが、
同じ衣装を着て同じ振付を踊って同じ時間を共有する。
この楽しさは、ダンスが持つ力だなあと感じます。


3日前に初めて知り合った高校生たちとは思えないほど打ち解けることができました。

なかなかの強行スケジュールでしたが
とっても特別な年越しでした!

素敵な機会をくださった配属先や市内の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ