JICA海外協力隊の世界日記

ベトナム便り

♯6 ベトナム料理

Xin chào mọi người!!!(皆さん、こんにちは!)

ベトナムの林です。

皆様、ベトナム料理と言えば、何を思い浮かべますか?ベトナムは、気候同様、地域ごとに食文化も異なっています。今回は、地域ごとの特徴と名物料理をご紹介したいと思います。

【北部の食文化】

北部では稲作が特に盛んで質の良い米がたくさん生産されており、米文化は北部から発展したため、米を使った料理はハノイが本場です。北部料理は塩辛いのが特徴で、塩や醤油が味のベースになっています。北部の味付けは、シンプルで、さっぱりとした味が一般的と言われています。中国と隣接しているため、その影響を最も強く受け、醤油、塩が多く使われています。

名物料理:フォー、ブンチャー、ブンダウマントムなど

(上記写真:北部で有名な「ブンチャー」。この写真のブンチャーは、以前オバマ大統領が食べに来たお店のため、「ブンチャーオバマ」の愛称で人気のお店です。)

【中部の食文化】

中部料理は、料理に唐辛子を多用し、パンチのきいたスパイシーな味が特徴と言われています。また、かつてグエン朝が置かれていた歴史があり、フエなどの古都では宮廷料理風な凝った料理も多くあります。東側は海に面していて、たくさんの漁港があり、海の幸にも恵まれています。一方、西側の山岳地域は、フランスの植民地だった時代の農業の名残が今でも残り、コーヒー、胡椒、お茶、洋野菜が栽培され、歴史を反映した食生活が残っています。

名物料理:コムガー、ブンボーフエ、ミークアンなど

(中部の料理写真は次回お見せしますね。)

【南部の食文化】

南部料理では、濃い味付けが好まれており、甘い味付けが特徴と言われています。ベトナム南部は、タイ、カンボジアと隣接している影響を受け、主に砂糖、ハーブ、ココナッツミルクが料理に多く用いられています。

名物料理:フーティウ、バインセオ、生春巻きなど

(上記写真:南部で有名な「バインセオ」。2018年に旅行した際の1枚です。地方ごとに少し違うのも特徴ですが、本場は南部のこのようなバインセオです。)

また、全体的に、肉や魚も使われていますが、野菜とハーブがたっぷり入っており、ヘルシーなのもベトナム料理の大きな特徴です。さらに、「ヌクマム」と呼ばれる、小魚と塩を発酵、熟成させた魚醬を多く使用することも特徴として挙げられます。

皆様、いかがでしたでしょうか?ベトナムでは地域ごとに名物料理はあるものの、日本同様どの地域でも食べられるものもあるので、ベトナムを訪れた際には、各地域の名物料理もぜひ試してみて下さいね!最後までお読みいただきありがとうございました。

 Hn gp li nhé!!!(またお会いましょう!)

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