JICA海外協力隊の世界日記

ザンビア便り

キノコ栽培で農家の収入向上へ!#1

みなさん、こんにちは!

2024年度2次隊で食用作物・稲作栽培隊員として派遣されている平川翔唯です。

私は、首都ルサカから車で1時間半ほどにあるチョングウェの農業事務所で活動しています。

そこでは主に、農業生産や農家収入の向上に関連した普及活動を行っています。

本稿では農家の収入向上に関わる取り組みについて紹介していきます!

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ザンビアではメイズ(トウモロコシ)粉からできる“シマ”が主食で、チョングウェでもその原料となるメイズ栽培が盛んに行われています。

一方で、多くの農家が栽培を降雨に頼っており、乾季の間は収入を支える作物栽培が行えないことが課題です。また、これは私自身の活動の悩みでもありました。

この課題を払拭しようと農村を歩き回る日々。そして、作物の残渣を活かし乾季でも栽培できる“何か”を探し回った結果が、“キノコ”でした。

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キノコ(ヒラタケ)は、メイズの芯といった作物残渣を材料として利用できるため、農家は材料費を抑えて始めることができます。

また、種菌(キノコの種)を摂取してからおよそ1か月で収穫することができます(早い!)。

そして、温度や湿度を管理した部屋であれば栽培が可能なため、雨の降らない乾季にも栽培することができます。

普及活動の準備として事務所で栽培したところ、立派なキノコが採れました。

市場におけるキノコは、雨季に多く出回り広く親しまれています。一方で、乾季ではあまり出回らないため、高価格で換金できる可能性があります。

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実際の農家への普及は「キノコ栽培による収入向上」を目的に、2日間に亘って行いました。

1日目は概要説明から材料の殺菌までを行いました。概要説明の際、一人の農家から「これからはメイズの芯は燃やしてしまわないでキノコ栽培のために取っておくよ」との声が上がりました。

続いて、農家が持ち寄ったワタやダイズ残渣、メイズの芯を臼と杵を使い破砕しました。この作業は、ワイワイおしゃべりをしながら互いの距離が縮まる楽しい時間でした。

最後に、材料を2時間以上煮沸殺菌し終了。終了時にはお昼を頂きました。

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2日目は種菌の接種です。雑菌の混入があるとキノコの菌がうまく広がらないため、作業前には手をよく洗います。

そして、前日に煮沸殺菌した材料とキノコの種となる種菌を交互に詰めていきます。この時ばかりは、雑菌の混入を防ぐために全員が黙々と作業をしていました。

詰め終わった袋は紐で結び、栽培部屋の天井から吊し上げたら準備完了です。ここからまずは菌が拡がるのを待ちます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

次回はモニタリングの様子をお届けします!

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