JICA海外協力隊の世界日記

ザンビア便り

海外OJT中JICA職員が見た!ザンビア隊員の活躍 #4

Moni nonse. Dzina langa ndine Fujito, dine OJT ku ofesi ya JICA ku Zambia. Lero, ndigawana zomwe ndakumana nazo pamodzi ndi a JICA volunteer ku sukulu ya madera.

皆さん、こんにちは!ザンビアで海外OJT中の藤戸です。今回は、首都ルサカで性教育の出前授業を行っている隊員の方々の活動を視察しました。この授業はMazabuka(マザブカ)の保健局で活動している干場隊員ほか保健や学校隊員の方々が実施しているもので、今回は、首都ルサカのCornerstone of Hope中学校(岸隊員配属先)の10年生を対象に実施されました。

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小さな布から始まる大きな変化月経衛生教育の現場から

干場隊員は、月経衛生と環境衛生の2つを活動の柱とし、マイクロプラスチックをテーマとした紙芝居でプラスチックごみのポイ捨て防止の啓発をしています。また、月経衛生ではChitenge(アフリカ布)を使った布ナプキンの作成を、現地女性と協力して行っています。

今回の出前授業では、思春期の体の発達と月経・妊娠の仕組みの簡単な説明、布ナプキンの作成、生理時の痛みを和らげる方法を、イラストを交えて説明しました。参加したのは女子生徒だけでなく男子生徒も含まれており、校長先生は、「男子も学ぶことで家族や兄弟を思いやる責任感が高まること、さらに布ナプキン作りがビジネスにつながる可能性を感じてほしい」と話していました。

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布ナプキン作りは、型紙を使ってChitengeを切るところから始まりました。切る作業に苦戦する生徒もいましたが、隊員の方々がサポートしながら一緒に取り組む姿が印象的でした。中には、「裁縫は初めて」という生徒もいましたが、波縫いをマスターし、スナップボタン付けまでできるようになっていました。

最後には全員が布ナプキンを完成させ、隊員が使用方法を丁寧に伝えていたことも印象的でした。こうした取り組みは、単なる知識の提供にとどまらず、ジェンダー平等の意識向上や女性のエンパワメントにもつながっています。干場隊員の活動を通じて、女性がより健康的に過ごせる環境が整い、コミュニティ全体の理解が深まることを期待しています。今後の活動も応援しています!

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