JICA海外協力隊の世界日記

ザンビア便り

障がいを持つ子どもたちのために私ができること

初めまして! 2024年度3次隊の川東千紘(かわひがしちひろ)です。 コミュニティ開発隊員として、首都ルサカで活動しています。
今回は活動先であるZambia Association for Children with Disabilities (ZACD) の取り組みと私が注力している活動内容についてご紹介します。

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Zambia Association for Children with Disabilities (ZACD) とは:

ZACDとはその名の通り、障がいを持つ子どもたちのために特別な椅子や靴などのモビリティグッズを作り、廉価または無償で提供しているNGOです。 私を含め計7名のメンバーで構成される小さな組織です。

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ZACDが作っているものの代表例「Club shoes」:

「Clubfoot」という言葉はご存知でしょうか? 日本語では「内反足」と言い、生まれつき足が曲がっている状態のことを意味します。内反足は可能な限り早期の治療が効果的だと言われています。
ZACDはそんな子どもたちのために特別仕様の靴「Club shoes」を作っており、聞いたところによるとその靴を作ることができるのはザンビア国内でZACDだけだそうです。

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ZACDのすごいところ:

ZACDにジョインして一番驚いたことは、ZACDが作るモビリティグッズは全てハンドメイドであること。
「心があればタフな仕事でも続けられる」と同僚たちがよく言っていて、暑い日も雨の日も休まず一生懸命働くその姿勢には本当に感銘を受けています。
モビリティグッズのアイデアも、それを作る技術力も、マインドも、ZACDを素晴らしいと思う大きな理由になっています。

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ZACDの課題:

ZACDが直面している主たる課題として、認知度の低さとそれに伴うサポーターの少なさが挙げられます。
リソース不足、狭い作業スペース、電力不足などから作業範囲が制限されてしまい、モビリティグッズの継続的な生産が危ぶまれている状況です。

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私の活動軸:

隊員としてできることを考えた時に、「彼らの取り組みを色んな人に知ってもらいたい!」と素直に思い、カウンターパートと相談し、FacebookとInstagramのZACD専用アカウントの運用を開始することにしました。
隊員という立場を最大限活用しSNSを含めた広報活動を軸に、一人でも多くの方にZACDの取り組みを知ってもらい、ZACDの理念に共感し応援してくださるサポーターが見つかればと考えています。
ZACDのSNSアカウントのリンクを貼りますので、是非ご覧下さい。 フォローやコメントもお待ちしています!

Facebook:

https://www.facebook.com/profile.php?id=100069529795847&mibextid=LQQJ4d

Instagram:

https://www.instagram.com/zamchildorg?igsh=MXdldzJnbGFwZ3Q2OA%3D%3D&utm_source=qr

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これから挑戦したいこと:

まだジャストアイデアではありますが、モビリティグッズの制作過程や日常生活で出る廃材を利用したリサイクルアイテムを作って販売し、ZACDの新たな資金源を見出せるよう準備を進めています。
私の活動が障がいを持つ子どもたちの未来の一助になることを信じて、これからも挑戦を続けていきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました。 ZACDに少しでも興味を持っていただけていれば非常に嬉しいです。 引き続き応援よろしくお願いいたします。

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