JICA海外協力隊の世界日記

ジンバブエ便り

【ボランティア×ビジネス】 「経営管理」隊員の一日

こんにちは!

ジンバブエ隊員の「次郎」です。(ハンドルネーム)

職種は、経営管理。

コミュニティ開発や青少年活動といった、メジャーな職種に比べると隊員数が少ないのが特徴です。

私の場合は地方都市ムタレで、配属先大学が運営する飲料や農業などの新規事業を支援しています。

2024年度2次隊として、ジンバブエに来てから約10カ月。

日々の活動も「型」が定まってきたところです。

そんな「経営管理」隊員の一日を、今回は紹介します!

「経営管理のボランティアって何するの?」という方にも、参考になれば幸いです。

■朝の流れ

6時 起床、朝食

大学内にある宿舎の一室が私の家。

朝は時間が無いので、シリアルやフルーツで済ませます。

7時半 大学内の飲料工場へ出勤→日次報告

同僚と一緒に商品の在庫を見て数え、各帳票と差異が無いか確かめます。

それから営業や生産の予実指標とまとめて、経営層に報告するのが毎朝の私のルーティンです。

10時 食堂でティータイム

同僚と一緒に学内の食堂へ。

紅茶と食パンに、たまに豆などが付きます。(イベントがある日は写真の豪華さ)

画像1.jpg

11時 飲料工場でオフィスワーク

飲料事業では、市場分析やコスト可視化、業務規程整備といった、事業拡大に向けた経営全般を支援しています。

工場内のオフィスが割り当てられており、PCワークが中心。

現場で課題があればすぐ見に行けるので、活動しやすい環境です。

基本は「活動計画」にあるアクションを進めますが、突発タスクも毎週のように入ります。

■お昼の流れ

1時 食堂で昼食

同僚と一緒に学内の食堂へ。

毎週月曜日のライスを除き、だいたいはジンバブエの国民食サザと、肉や野菜の付け合わせです。

この国の文化については、前回の記事をご参照↓

https://world-diary.jica.go.jp/JICA_Zimbabwe/cat2592/50.php

2時 各事業との打合せ

「経営管理」隊員として、飲料以外の事業も支援しています。

各マネージャーと会い、今はプロジェクト提案書を作ったり、新しいアイデアを議論するのが主。

週に一度の大学経営層との打合せは、毎回緊張します。

4時半 終業、街で買い物

自宅に帰り、コンビ(乗り合いバス)を使って5キロ離れた街へ。

食べ物が安いローカルマーケットで、夕飯の買い出しです。


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5時半 夕食

野菜とゆで卵で済ませることが多いですが、疲れた日は街のお店のテイクアウトで気分転換。

街に行く時間が無いときは、食堂で”Supper”(簡単な食事)を頼みます。

■夜の流れ

6時半 洗濯

日中は電気が無いので、明るいうちに手洗いで洗濯です。

よく晴れ、乾燥するジンバブエではすぐ乾きます。

明かりが少なく空気も澄み、星が綺麗に見えるのもいいところ。

画像3.jpg



7時半 勉強など

一日の中で貴重な自由時間。

ソーラー電灯を点け、現地ショナ語や英語の勉強を1時間ほど。

残った数時間は、活動の残作業やブログ執筆に充てます。

夜10時頃に電気が通るので、沸かしたお湯を水で薄めて浴びます。

(シャワーは出ません)

11時 就寝

こんな一日を、月~金曜日で繰り返します。

土曜日も活動先の同僚たちと同じように、昼過ぎまで出勤です。

月に二回は、日曜日の出張が入ります。

日本にいた頃でさえ経験したことのなかった、週6/7日勤務。

初めの数カ月は休んだ気がしませんでしたが、今ではすっかり慣れました。

部活もこんな感じだったなと。

最近は同僚とも打ち解け、活動しやすくなってきました。

「配属先の人たちと一緒にいる時間を増やすことが大事」

先輩隊員からのアドバイスを実感する今日この頃です。

活動の範囲を広げられる分、やることが増える一方でやりがいもたくさん。

そんな「経営管理」隊員の一日紹介でした。

それでは、Toonana! (ショナ語で"See you again!")

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