JICA海外協力隊の世界日記

野菜と人を育てる。

研修生 ~Estudante~

活動が始まってから7か月。

ようやく研修生が入ってきました。

当初は10月に来るという話でしたが、なぜか年が明けて1月になりました。

一番下が17歳、上が27歳と年齢差はありますが、10名だけの少人数で、朝8時半から夕方4時まで学んでいるのですぐに仲良くなれたようです。

しかし教科書はありません。

毎日の授業内容も決まっていません。

私の仕事はそれらを作成しながら、トレーナーをサポートすることとなりました。

時々、私も前に出て教えるときもありますが、やはり言葉の壁はまだまだ越えられていません。

トレーナーや研修生たちに手伝ってもらいながら、進めていく授業。

私も毎日、勉強になっています。


私が常に気を付けている点は、

  • 分かりやすく、
  • 興味を引かせて、
  • 質問をしやすいような雰囲気をつくる

ことです。

一社会人として、

これから発展していくであろう東ティモールを背負って立つ年代の一員として、

知識や技術だけでなく、内面の教育もしていきたいと思っています。

怒る時は怒る。

現地語に苦戦していますが、それは忘れずに研修生たちと頑張っていこうと思っています。

授業は座学と、畑での実習を織り交ぜながら行っています。

危ない作業をしていないか、どこかで歩き回っていないか、仲間と協力できているか…。

同僚トレーナーは実習中に的確な指示を出せているか…。

最近は常に目を光らせて、彼らを見るようになりました。

人を育てる、というのは本当に難しい…けれでも本当に面白くて、やりがいのあることだな、と毎日思います。

野菜も人も、しっかり手をかければ、立派な実がなるという点では、同じだと思っています。

毎日向き合う中で、少しずつ彼らの内面や、勉強・仕事に対する姿勢を向上させることができれば、と考えています。

あとは、熱中症に気を付けながら活動を頑張ります!

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