JICA海外協力隊の世界日記

野菜と人を育てる。

実地訓練 ~Estajiu~

今回の研修生たちも、2週間の実地訓練に行ってきました。

東ティモールの首都ディリから車で約1時間半から2時間弱、山道を通って向かいます。

アイレウ県セロイ地区にある農家さんのところにお邪魔しました。

研修生たちはここで朝から夕方まで、農家さんのお手伝いをしながら有機農業を学びます。

水やり、植え付け、収穫、出荷など、様々な経験ができるので、彼らも楽しそうに作業を行っていました。

写真はブロッコリーの苗に水をあげているところです。

だんだん、慣れてきた様子・・・?!

首都の大手スーパーに週1度出荷している農家さんでしたので、設備もしっかりしていました。

灌漑設備(水を供給する設備)も常に機能していて、水が無くなるということは今はないそうです。

しかし、乾季の終わりである10月、11月には水不足になる時もあるということで、やはり東ティモールの農業の問題点はまず『水』だなぁと改めて思いました。

日本でもお馴染みのビニールハウスです。

こちらの農家さんは、屋根としてビニールを張っていて、出入口はそのままの状態でしたが、このようなビニールハウスもセロイ地区ではあちこちで見かけることができます。

山と言えども暑いので、出入口も塞いでしまうと蒸されてしまい、栽培にも影響が出るからでしょう。

この農家さんでは、

  • カリフラワー
  • ブロッコリー
  • レタス
  • リーフレタス
  • キュウリ
  • ニンジン
  • ネギ
  • ナス
  • などなど

を育てていました。

大手スーパーには、外国人のお客さんも多く、出荷場には出荷できる野菜の細かな条件が貼られていました。

ちゃんと品質管理もしていて、私も研修に参加したいくらいでしたが、全く授業の準備が終わらず断念・・・。

もうすぐ帰ってくる研修生たちが、どれだけ成長しているか楽しみです!

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