JICA海外協力隊の世界日記

コミュニティヘルスナースの奮闘記☆彡

糖尿病の患者さん血糖値の結果はいかに?!

Maayon hapon!! マアユーハポン こんにちは(^^)/

あっという間に2020年となりましたね!

残る任期は約7か月と時折焦りを感じてしまう今日この頃です(-_-;)

さて、本日は12月17日に実施した糖尿病患者さんへの血糖測定のイベントとその結果をお伝えしたいと思います。

まず、イベントの対象は私が2年間に担当する7つの村の糖尿病の患者さんです。

最初にしたことは、対象者の住民へのイベント告知 です。

任地では、この情報伝達がとても重要になります。

実際私がどのように告知をしたかというと

①診療所にある糖尿病の薬の無料給付を受けている患者さんを抜粋し対象者のリストの作成をする

②各村の担当の助産師・看護師にリストを渡す

③担当の村の助産師・看護師が村のキャプテンと保健ボランティアにイベントの詳細と対象者リストを共有する

④各地区の担当の保健ボランティアが対象者に直接イベント告知をする

⑤イベントの告知を受けたという証明として対象者にサインをもらう

という流れです。これはカウンターパートの助言で行いました。

対象者は全7つの村ので71名。

そのうち当日に来てくれたのは……46名

これを多いか少ないかと捉えるのはそれぞれだと思いますが、

初めてのイベントで半分以上の住民が参加してくれたので、次第に参加人数を拡大していければ良いという印象です。

当日の流れは以下となります。

①朝7時に5か所、7つの村で同時に血圧・血糖測定、尿検査を実施(各村の担当助産師・看護師が実施)

②午後一時半より診療所にて結果の報告と糖尿病患者さんの集いを実施

でした。

タイトルの写真は診療所で血糖測定を実施する看護師の様子。

下の写真は尿検査をする検査技師の様子です↓↓↓

さてさて、皆さんも気になって仕方ないはずの検査の結果は・・・

空腹時血糖が126㎎/dL 以下が46人中22人(48%)

空腹時血糖が126㎎/dL以上が46人中24人(52%)

そのうち、空腹時血糖が200㎎/dL以上が9人(19%)

です。

血糖値の目標値はいちがいには言えませんが一般的には130㎎/dL以下と言われています。

半数以上が血糖のコントロールを必要としているということが分かりました。

午後からは再度患者さんに集まってもらい診療所の医師を交えて患者さんの会を開きました。

写真はそのときの様子です。↓↓↓

今回は初めての開催だったので、形をきめずに、医師が患者さんの話を聞いたり、患者さん同士で情報を共有したりなど約1時間半ほど開催しました。

この糖尿病患者さんの会は3ヵ月に一度行うことになりました。

今回のイベントや私が今まで関わってきた中でわかったことは

糖尿病の患者さんでさえ血糖を測定する機会が非常に少ないということです。

糖尿病と診断されてから一度も血糖を測定しないという患者さんも沢山います。

これらの結果や状況を踏まえて糖尿病の患者さんを定期的にフォローするシステムを残りの任期で作っていけたらと思います。

本日の奮闘記はこの辺りで。

最後まで読んで頂きありがとうございました(*^-^*)

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