2018/01/22 Mon
スポーツ×環境
ごみゼロ×スポーツ


大家好(皆さん、こんにちは)!
今日は私の活動の1つである”ごみゼロ大会チーム”とその活動についてご紹介します。
ごみゼロ大会チーム
(中国語名:零废弃赛事)とは、
マラソンやトライアスロン大会のチェックポイントで発生するごみの削減や分別を提案・実行するチームで、一昨年立ち上がったばかりです。
わたしの隣の席の同僚がチームリーダーで、わたしは配属直後、その同僚から
日本のマラソン大会における環境保護活動について教えて欲しい
と、宿題を貰いました。
当時マラソンも調べていたのですが、
あれ?マラソン大会でゴミゼロ大会を行うメリットって、
一般の講演を聴きにくる人と違って、環境問題に興味のない人も巻き込む事が出来る
だから、より多くの人に伝えることが出来るし、第一歩を踏み出してもらえる!
だったら音楽イベントでもできないか!?
と思ったのです。
実は、中国に赴任する前、日本の有名な音楽野外フェスでごみ分別や環境教育活動を行うNPOの方の講演を聴いていました。
その方にすかさず連絡をとると、
なんとその方もまもなく中国の音楽フェスの見学に来られる!!
という偶然のタイミングでした。
そこで、チームリーダー、部署リーダー、わたしでお会いしたのです。
お話ししたところ、経験値の高いNPOも中国の分別や人脈はないようで、現地パートナーが欲しいとのこと。
我々は立ち上がったばかりのチームである事から、是非技術面で勉強させてもらいたいこと。
以上から、共同で中国でごみゼロ音楽フェスを目指して行くことになったのです!
そして、時期的に日本では音楽フェスが盛んになっていく頃だったので、
なんとそのNPOからは我々3名をボランティアとしてお呼びして頂き、7月末に行われたアジア最大級の野外イベントでボランティア経験をさせて頂きました!!


(当時の様子)
大きな配属先であっても、なかなか日本でボランティア活動を直に体験する機会はなかったとのことなので、配属先にとっても貴重な経験になったし、わたしにとっても配属先との関係形成や活動計画を立てている時期だったので、今後の活動の幅も広がりました。
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さて、そんなゴミゼロ大会チームで何をしているかというと、
ボランティアコーディネート
です。
(もちろんごみゼロ活動の内容そのものも行っております!)
日本で参加したボランティア活動で、NPOのボランティアへの仕事分担などのハード面も、元気付けや混乱させない、時間を守るといったソフト面もどちらも学びました。
しかし配属先ではうまくいっておらず、
当日に中心ボランティアが来ない
ことや
ボランティア用のマニュアルがなく、ルールが決まっていない
というのが現状でした。
この現状を解決し、ゴミゼロ大会チームの今後中心となってくれるボランティアを育てることが、私とチームリーダーの目標です!
直近では1月13、14日に雲南省で行われた
CHINA ULTRA 100 PU'ER
というマラソン大会でごみゼロ活動を行って参りました。
参加ボランティアに関しては、
日本の音楽フェスに参加するまではボランティアに伝えられていなかった
”活動の目的”や”目的達成に必要な要素”、さらには注意事項といった部分まで細かく冊子を作って臨みました。
が、冊子は主催者側との連絡がうまくいっておらず配布できず…
研修用のPPTもあったのですが、そちらよりも冊子を細かく作成していたので、慌ててSNSのボランティアグループチャットで、重要点だけ流すことになってしまいました。。。
実際のごみゼロ活動の方ですが、私の持ち場のチェックポイント(以下 CP)では
発生したごみはバナナの皮と若干の食品包装のみでした!
使い捨てコップやお皿も準備されていたのですが、
我々はシリコン製のお椀を提供したのが結果に大きく結びついています。
ここで実感したのは、
我々の要求(ごみ分別や削減)を押し付ける前に、選手を思いやること
が大切だと言うことです。
わたしのCPはスタートから40km以上のところにあり、多くの選手がスタートから5,6時間は経ってから来ました。
選手はかなり疲れており、その状態で「ごみ分別してくださいね」「ごみ削減に使い捨て用品はさけてください」と言ってもおそらく聞いてもらえなかったと思います。
まず選手を第一に思い、水補給や食事のお世話をすることで、選手との距離を縮める、そうすることで我々の要求も聞いてもらえたのではないかと実感しています。


(CPに準備した3つの分別箱)
残りの任期も各地のマラソン大会や音楽イベントへと飛び回り、ごみ削減や分別の意識普及をおこなっていきます!
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