JICA海外協力隊の世界日記

ブータン幸せの国へ行こう! ~ヒマラヤ2600m 天空の野菜づくり~

#4 配属先はこんな感じ

クズザンポーラ!

今回は私の配属先をご紹介したいと思います。

私の配属先は、Paro県のBondeyという地域にあるFarm Machinery Corporation Limited(農業機械公社)、省略してFMCLという組織です。
2016年に政府組織から分離した国営企業で、簡単にいうとブータン全域をカバーする農機具屋さんになります。
ブータンでは日本の農家さんのように各自が農機具を購入するというのはなかなか難しく、またほとんどが小規模な農家さんであるため、手作業や機械のレンタルが一般的です。そのためFMCLは農業機械の貸出・メンテナンスを主力とし、農機やスペアパーツの制作・販売などといった、農家さんに農機具を供給する役割を担っています。

そのFMCLがここ数年で新たに農場の事業を始めました。
政府やロイヤルファミリーの土地を借り上げ、中・大規模の農場を設営、生産した農作物の販売を行っています。
現在はブータン各地に12か所の農場があり、私の派遣要請はその農場に対して野菜栽培の指導をして欲しいという内容でした。

私は12か所ある農場のうち、主にパロ県にあるNiseyphu Farm(ネシェフファーム)という農場で活動しています。
Bondeyにある本社から車で約40分程度の場所にあり、2022年にスタートしたばかりの新しい農場です。
標高約2,600m、面積約1.5ha、冷涼で寒暖差のある気候を生かし、トマトを主力にマメ、葉野菜、カリフラワーなどを生産しています。
また、大型の農業用ハウス8棟と灌漑システムを導入しており、中規模ながらブータン国内でも有数の先進的な農場だと思います。

農場では早くも今シーズン用のトマトの播種が始まりましたよ~
今季の成功をお祈りしにラカン(お寺)に行こうかな!

それではまた次回!

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